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第18回ショパコン

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ショパン好き素人が(一部の)出場者の情報やコンサートの感想をまとめたもの(ヘッダーは"Piano de Chopin du musée Chopin 6 quai d'Orléa…
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#ショパン国際コンクール2021

ガジェヴ ピアノ・リサイタル (All Chopin) @ 浜離宮 (2021.9.8)

ガジェヴ ピアノ・リサイタル (All Chopin) @ 浜離宮 (2021.9.8)

 今夜は浜離宮朝日ホールで開催されたアレクサンダー・ガジェヴのピアノ・リサイタル「オール・ショパン・プログラム」に行って来た(ヘッダーは今夜ガジェヴが弾いたカワイフルコンサートピアノSK-EXで、コンサート終了後に私が撮影)。
 この1ヶ月間、海外の演奏家の来日のキャンセルや中止の連絡が相次ぐ中、ガジェヴは来日し2週間隔離生活を経て、コンサートを開催してくれた。10月3日からワルシャワで始まるショ

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ショパコン予選: 7/20の感想 (G.Osokins & 角野隼斗)

ショパコン予選: 7/20の感想 (G.Osokins & 角野隼斗)

 予選前からGeorgijs Osokinsと角野隼斗の演奏を楽しみにしていた(本noteでは敬称略)。以下各曲が作曲された背景に触れつつ、2人の演奏について感じたことを自分用に書き残しておきたい(暫く公開設定できずにいた)。(ヘッダーはCat piano, from La Nature, 1883、出典:Wikimedia Commons)

【Georgijs Osokins】 

 Osok

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第18回ショパン国際ピアノコンクール:7/20予備予選出場者(一部)について

第18回ショパン国際ピアノコンクール:7/20予備予選出場者(一部)について

 予備予選9日目。ショパコン以前より、日常生活の中でほぼ毎日ショパンを聞いてきたが、予備予選期間中は(予備予選で指定されている)課題曲ばかりを聞くことになるため、普段あまり聞いていなかったマズルカにも親しみを覚え、独特の旋律やリズムを楽しんで聴けるようになってきた(今回のショパコンに備え、マズルカ全曲(57曲)演奏しているルービンシュタインとNikolay KhozyainovのYoutTubeの

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第18回ショパン国際ピアノコンクール:7/19予備予選出場者(一部)について

第18回ショパン国際ピアノコンクール:7/19予備予選出場者(一部)について

 予備予選8日目。本日は12人(男性8人・女性4人)で、アジア勢が9人(日本は4人)と多い(ヘッダーはNorth-western view of church in Warsow、出典:Wikimedia Commons)。
【7/18のMorning Sessionの感想】
 個人的にはArsenii Munのショパンが好きだった。特にマズルカOp.17の2小品(ショパンのパリ在住時の初期作品)

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第18回ショパン国際ピアノコンクール:7/18予備予選出場者(一部)について

第18回ショパン国際ピアノコンクール:7/18予備予選出場者(一部)について

 予備予選も7日目で折り返し地点を過ぎた。ほぼ毎日3時ごろまでリアルタイムで予備予選を見てしまう寝不足の状態が続いているが、ショパン好きとしてはこの上ない喜びを一人噛みしめている。昨日はしばしショパンを離れ、吉見友貴さんと阪田知樹さんのコンサート(何れも贅沢なプログラムでホールでの渾身の生演奏を大いに堪能した;別途感想を残したい)に行ったため、昨日のMorning Sessionはアーカイブで視聴

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角野隼斗 - All Chopin Program @ 紀尾井ホール (2021.6.25)

角野隼斗 - All Chopin Program @ 紀尾井ホール (2021.6.25)

 6月25日(金)夜、紀尾井ホールにてファンクラブ限定「角野隼斗ショパンコンサート」が開催された(ヘッダーは1部の後の休憩時間に2階席から係員の許可を得て撮影したもの)。コンサート告知はブルーノート公演(6月6日・7日)の興奮冷めやらぬ11日。アーカイブ配信が終わって名残惜しい気持ちでいっぱいの翌日だ。5月のラボ配信でほのめかされていたショパンコンクール出発前の壮行会の位置づけ。抽選だったので、当

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