まりとオリンピック
こんにちは。秋田県由利本荘市でごてんまりを作っています〈ゆりてまり〉です。
7月25日(日)は7月ラストのミニごてんまり教室でした。
色合わせの参考になるかなーと思って、毎回教室にはいくつかまりを持参しているのですが、その中で「このまりの柄、どこかで見たことがある!」という方がいらっしゃいました。
現在開催されているオリンピックの開会式でごらんになったそうです。
「開会式で市川海老蔵が着ていた着物の袖のところに、でっかくこの模様があったんです」
それを聞いてピンときました。
この柄は「暫(しばらく)」といって、歌舞伎の演目から名前がとられています。
歌舞伎の「暫」は、初代の市川團十郎が初演したと言われる、荒事の代表的な演目です。
主役の着物の袖に、でっかくこの柄が染め抜かれているんですよね。
オリンピック開会式のときの市川海老蔵さん
どうでしょう?
本物の歌舞伎の「暫」とごてんまりの「暫」、似ているでしょうか?
正直わたしはあまり似ていないなぁと思うのですが、教室に来てくれたお客さんのように、なかには一発で「あの歌舞伎の柄だ!」と分かる人もいるので、分かる人には分かるくらいのレベルで再現できているのだと思います。
その後も、市川海老蔵さんが團十郎を襲名する予定ではあるけれども、コロナで襲名公演が延び延びになっているとか、息子の勸玄くんもまた襲名予定であることなど、たくさん教えていただきました。
まりを作りながらオリンピックと歌舞伎の話になるなんて思いもよりませんでしたが、とっても楽しかったです😊
まりの柄にも由来があるものがあるので、教室の中でそういうお話もできたらいいなと思います。
8月のミニごてんまり教室もお待ちしています♪
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