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【silent】 好きだった人の誕生日を覚えていますか #020
「silent」第2話にこんなシーンがありました。
高校時代の恋人だった佐倉想(目黒蓮)と数年ぶりに再会し、想の耳が聞こえないことを知った青羽紬(川口春奈)。
紬は想に、手話教室に通って覚えた手話で、
「私の誕生日は、4月28日です。」
と伝えます。
それに対して想は手話で、
「知ってる。」
と答えます。
高校を卒業後、別れてから数年。
付き合っていた頃は、きっと、誕生日に「お誕生日おめでとう」と伝えていたことと思います。
でも、別れてしまってからは「お誕生日おめでとう」のメッセージを送ることもなくなり、元恋人の誕生日を意識することはなくなっているはずです。
それなのに想は、紬の誕生日を覚えていました。
私は、私の好きだった人の誕生日をもう覚えていません。当時は、好きな人の誕生日を鮮明に覚えていて、「お誕生日おめでとう」と話しかけるのをとても楽しみにしていたのに、今は、誕生日がいつだったか思い出すことができません。
好きだった人の誕生日を覚えていることは、とても意味があることだと思います。大袈裟かもしれませんが、好きだった人の誕生日を数年経った今でも覚えているのは、「まだ好き」だという気持ちを相手に伝えているようなものだとも思います。
「月が綺麗ですね」には、「あなたのことが好きです」という意味が隠れていると言われますが、「あなたの誕生日を覚えています」にも、「あなたのことがまだ好きです」という意味が隠れているように感じました。
↓「silent」公式サイトはこちらです。
↓「silent」第1話の感想はこちらです。