【詩】愛の変容
私の中の愛が変容しようとしている
彼にだけ向けられていた愛が
彼も私も含め 私の周りへ大きく広がってゆく
自己は反比例するように小さくなり
暴れ回っていたエゴはまだ時々顔を出すものの
次第になりをひそめていく
愛は穏やかに拡がり続け
彼に向けてだけ残るのは 恋心
恋と愛は明確に別物だ
しかし、本物の恋が、本物の愛への扉を開くのだ
これからも私は彼に恋をし続けるだろう
たとえ一緒には居られなくとも
その愛しい肌に触れられなくとも
彼に恋焦がれることそのものが
私の生きている証 生まれた意味
そして彼の生き方そのものが
私の道標だからだ
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