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【詩】切り花が枯れるとき

電話が苦手なあなたとは
文字だけのやりとりが続く

それも悪くはないけれど
文字だけでは 少しずつ心が乾いてゆく

もらった切り花の薔薇も 枯れてしまった

薔薇は少しずつ花びらが落ちるのではなくて
ある日突然、一斉にばらけるように落ちる

そんな風に 私の心もいつか突然
臨界点を超えて耐えきれなくなってしまうのかもしれない

声を聞かせて
会って目を見て抱きしめて
吸い付くような頬を合わせて、
耳元で「会いたかった」って囁いて
「愛してる」の言葉で潤して

もうお水だけでは無理なの
あなたという私の大地に 還らせて

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