「野生の島のロズ」観た。
原題:The Wild Robot
監督:クリス・サンダース
声:ルピタ・ニョンゴ、ペドロ・パスカル 他
吹替:綾瀬はるか、鈴木福、柄本佑 ほか
上映時間:102分
無人島に墜落した最新鋭ロボットが野生動物たちと出会い、さてどうなる!
監督は名作「ヒックとドラゴン」のクリス・サンダース。
雁のキラリ、キツネのチャッカリと出会ったROZZUM7134はロズと呼ばれ、ともに駆け回り、泥だらけ、外装剥落、ちょっと故障しながら交流を重ねてゆく。
その日々のなんと微笑ましいことか。
美しく描かれる大自然の景色も効果抜群で、時間が進むにつれ自然と胸があたたかいもので満たされてゆく。
タスクをこなし、やがて無償の愛を獲得するまでに進化してゆくロズ。
動物語を理解するなんて万能!
スパイダーマンみたく軽快に動く姿が魅力的。
吹替の綾瀬はるかの優しいトーンの声が合っていて、母性を感じた。
プログラム行動を外れて自分で思考し、未来を獲得してゆくロズ。
踏み出した一歩を応援するようなビーバーからの足のプレゼントに泣けた。
渡りを見送って終わりかと思いきや、終盤には大掛かりなアクションが!
弱肉強食をひとまず置いて、動物たちが一致団結して立ち向かうクライマックスが素晴らしい。
助け合いが広がってゆく景色が胸熱。
分断や不寛容が蔓延し溜まっていくばかりの嘆息。
そんな現代の気分を癒やすオアシスに遭遇した感触。
ロボットと子どもの交流を描いた「アイアン・ジャイアント」の系譜に秀作が誕生した!
監督は続編を作る気みたいだけど、そうなると戦いの色合いが濃くなりそうで不安。
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