仕事とストレスの変化【will,can,must】
みなさんこんにちは。あきらまことです。
「知らない間にストレスをため込んでしまう。」
「ストレスマネジメントって何をしたらよいかわからない。」
こんな悩みはありませんか?
ストレスの原因は時代の変化とともに個別性、複雑性が増してきていると言われています。
そこで今回は、ストレスと時代の変化について考えてみたいと思います。
勿論、ストレスに対する対策もお伝えいたしますので最後まで読んでいただけたらと思います。
ストレスとは?
そもそもストレスとはなんでしょうか。
厚生労働省によると、「外部から刺激を受けたときの緊張状態」のこととあります。
ストレスを感じている人は増えている?
厚生労働省が5年に1回おこなっている「労働者健康状況調査」によれば、「仕事や職業生活でストレスを感じている」労働者の割合は…
1982年 50.6%
1987年 55.0%
1992年 57.3%
1997年 62.8%
2002年 61.5%
2007年 60.9%
2012年 61.5%
労働者健康状況調査は平成24年で廃止となり。以降、労働安全衛生調査が毎年行われるようになりました。
労働安全衛生調査にて、「現在の仕事や職業生活に関することで強い不安やストレスとなっていると感じる事柄がある労働者の割合」は…
平成29年58.3%
平成30年58.0%
令和2年54.2%
令和3年53.3%
意外とストレスを感じている人って減っているのですね。
何にストレスを感じているの?
平成24年年の調査ではストレスを感じている事柄としては「職場の人間関係」が41.3%と最も多く、次いで「仕事の質の問題」33.1%、「仕事の量の問題」30.3%となっています。
令和3年の調査では、ストレスを感じている事柄としては、「仕事の量」が45.6%、「仕事の失敗、責任の発生」が34.5%、「対人関係」は24.8%と人間関係によってストレスを感じている人は減少傾向にあるようです。
調査からわかること
以上のことから、
「仕事や職業生活でストレスを感じている人の割合は減少傾向だが、半数はストレスを感じている。」
「原因としては、人間関係によるストレスは減少し、仕事の量や責任に関する事柄が増加している。」
ということかなと思いました。
ここからは予想ですが…
職場の人間関係による問題はパワハラやモラハラなどの問題が露呈してきたために社会的に抑制傾向が強くなってきた。一方で、働き方、ワークライフバランス、働きがい等、多様な働き方が認められるようになり仕事の内容に関するストレスが増えてきたのではないでしょうか。
過去に仕事選びに悩む理由について記事にしたので良ければご参照ください。
ストレスの原因は様々
人間関係がストレスの原因の時は、ある程度どういった状況か予想がつきます。まあ「怖い人」とか。
しかし、仕事の量、仕事の失敗、責任の発生となった時は予想が難しいです。
予想が難しいということは、個別性が非常に高いということです。
ストレスを感じているときは、個別に考えることが必要です。そのためにはやはり自己理解が必要になってきます。
自分はどんな働き方がしたいのか?どうな内容の仕事をしたいのか?自分にとって責任とは?少し自分と向き合って考えてみることが必要になってきます。
will,can,mustの法則
仕事でストレスを感じているとき、どのように考えたらよいか。
私がおすすめしているワークにwill,can,mustがあります。
Will,can,mustとは
仕事において、モチベーションを高めたり、成果を出しやすくするための考え方の一つです。
Willとは「やりたいこと」
Canは「できること」
Mustは「やるべきこと」
円の重なる真ん中の部分。この3つを満たしている時が仕事のモチベーションが高かったり、成果を出しやすいということです。
例えば、
こんな看護師さんがいたとしましょう。
will「ゆっくり患者さんに時間をかけて対応したい。」
can「仕事は要領は良くできる。」「コミュニケーションは得意。」
msut「時間内に決められた人数に対して決められたケアを実施しなければならない。」
患者さん一人一人と時間をとって丁寧にコミュニケーションをとりながらケアをしたいと思っている。また、コミュニケーションが得意。でも、仕事として時間内に決められた量の仕事をこなさないといけないので、自分の得意でやりたいケアができていないということです。
この図を使うことによって、どの部分が影響し合ってストレスを感じているかがわかりやすくなります。人が仕事を辞めたいときもこの図を使って説明がつくことが多いです。
よかったら是非使ってみてくださいね。
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最後までご覧くださりありがとうございました。
私「あきらまこと」は、老人保健施設、特別養護老人ホーム、総合病院、訪問看護ステーションで作業療法士として勤務し、キャリアコンサルタントの資格取得後、ココナラで自己理解、就職・転職相談などのサービスを実施しています。
医療従事者や介護従事者の方はもちろん、それ以外の方でも、
「やりたいことが何なのかわからない」
「自分の強みがわからない。」
「働き方に関してモヤモヤしている。」
そういった悩みのある方は是非ご相談ください。
キャリアコンサルタントとしてと挑戦したいことについて記事にしていますのでよろしければご覧ください。
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