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《詩》絶えまない強姦の果てに


絶えまない強姦の果てに
詩は砂漠と化した
荒れ果てた神経は
インクの出ないペンのように
無感覚に震えているばかり

一滴の水を飲みくだす力が
喉に残っているのか
血のしたたる肉を食らうほどの牙が
わたしの口にあるのか

眠れども眠れども
癒えることなく
無数の大小さまざまな傷口から
泉のように湧き出す鮮血が
夜ごと寝床ベッドを透明に染め上げる

癒せない
なにものもただ
延命するだけ
なにものもなにも癒せない

ありあまる紙と
しんと静まり返るインク壺の前で
かつて詩人だった硬直体は
ただ呆然と立ち尽くし
死までのひとときを消費しつづける

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