【歌集の感想】『水の聖歌隊』 笹川諒 書肆侃侃房 新鋭短歌シリーズ
まずタイトルが、「聖歌隊」で冬のイメージだけど、「水の」なので特定の季節ではなく、でもとても美しいものを想像する。かわいらしさも。
助詞の使い方が印象的で、口語のように使われているのにつっかかりというか、その助詞が持つ意味、その助詞だからこそ言葉の、歌の持つ意味をじっくり考える。
黄の付箋の歌の余韻がいつまでも感じていた。
水の聖歌隊の歌、やわらかく、やさしい、でも繊細で、清らかな、ほんのちょっとのことで壊れてしまうような、水の聖歌隊。
「聖歌隊」っていうのがいいな。
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