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チェコ音楽のレコード紹介

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私が日本チェコ楽友協会のSNSで担当しています「チェコ音楽のレコード紹介」をこちらでもご紹介しようと思います。2023年12月からスタートしたものです。アナログ・レコードを楽しみ…
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#チェコ音楽

第5回 スーク ピアノ四重奏曲・弦楽四重奏曲

チェコ音楽のレコード紹介Vol.5はスーク(スク)のピアノ四重奏曲Op.1と弦楽四重奏曲Op.11。スーク弦楽四重奏団とピアノはパヴェル・シュテパーンの演奏。チェコ・スプラフォン盤で1981発売(録音は1979年)。 作曲家ヨセフ・スーク(チェコ読みではスクなのだと思うが、ここは一般的な読みで記述します)は1874年生まれなので今年は生誕150年の記念年に当たる。スメタナが生誕200年で目立つのだが、これを機にスークに目が向くことを期待したい。 ちなみに作曲家ヨセフ・スークは

第3回 ヤナーチェク ピアノ作品集

チェコ音楽のレコード紹介シリーズ第3回めです。みなさん今年もよろしくお願い致します。 ドヴォルジャーク、スメタナときたらやっぱり次はヤナーチェク。今回自分的には珍しいレコードを入手しました。ラドスラフ・クヴァピルのピアノで、「主題と変奏(ズデンカ変奏曲)」「ピアノ・ソナタ“1905年10月1日”街頭にて」「三つのモラヴィア舞曲」「回想」「霧の中で」が収められたレコード。「ヤナーチェック室内楽選集4」と記載があり、シリーズものらしい。1974年ごろの日本ビクター盤でチェコ・パン