能動的に「遊び場」をつくる

先日ね、パブリックハックっていうのをやってみたんですよ。

僕たちのやったパブリックハック、ざっくり言うと、

街の使われてない公共スペースを見つけて、人に迷惑かけないようにして、飲む。ってこと。

要するに、外飲みです。(だいぶはしょった)

なんとなく楽しそうだからやってみたんですが、
これが本当に楽しかった。

ということでこれからも月1くらいで友達と集まってやろうって話になってるんですが、

この活動って、客観的に見て、一体どんな意味があるんだろうということを、一緒にやったメンバーのうちの4人で話してみました。

今日はその話のまとめです。

【今日のまとめを先に】
✅ シティボーイズは可哀想な人たち
✅能動的に「遊び場」をつくる

居酒屋で集まる以外の選択肢をつくる

パブリックハックについては、詳しいことは別の記事でかいたので、もしもっと興味あればこちらを読んでもらうとして、

これを続けるにあたって、僕らなりにこの活動にどんな意味があるのかを考えてみたんです。

これはただ僕らが「楽しい」ってだけの活動なのか、それともなにか社会にとって意味のある活動なのか、ってことです。

で、4人で話して出た結論を僕なりに要約すると、
この活動が問いかけているのは、

「都市で能動的に『遊び場』をつくれるか？」

ということなんじゃないかなと。

まずね、みなさん想像してみてほしいんです。
友達と集まって話しよう！って時のこと。

どこ行きますか？

居酒屋、行きません？　普通に。
#普通とは

もし、「いや、近所の公園で集まる」とか、「めっちゃど田舎の農村なんで居酒屋とかほぼ行かないです。」って人いたら、すいません、こっから先は大都市暮らしで遊び場が居酒屋しかない可哀想なシティボーイズ＆ガールズの話だと思って聞いてください。
#シティボーイズ ＆ガールズ

とにかく、可哀想なシティボーイズ&ガールズたちは友達と会うってなったら思考停止で居酒屋なんです。

あとはもう「良い居酒屋を知っている」が戦闘力のパラメータになっている世界なんで、そこで差異化を図るしかありません。

僕たちには選択肢がないんです。

可哀想な人たちでしょ？笑

人とオフラインで集まるってなった時、
都市での「遊び」は居酒屋にしかないんですよ基本的に。
(あとはカラオケ、ボーリング?)

それなのにコロナでこんなことになっちゃって、
居酒屋に集まれなくなった。

本当は、僕たちは遊ぶ場所を変えないといけなかったのに、
自分たちで遊び場を見つけることができなかったんです。

能動的に遊ぶ力がないから。

そう思ってパブリックハックを見直すと、
これって新しい「遊び」の選択肢だな、と。

都市のスキマで自分たちの『遊び場』を探す/つくるという、新しい遊び。

僕たちはいつからか

都市で遊んでいるのではなくて、
都市に遊ばされてしまっていたのかもしれません。

居酒屋で、おいしい料理とお酒を提供されて友達と話すのだって、そりゃ楽しいです。

だけど、
都市での遊び方って、
もっとたくさんあってもいいんじゃないか？

それが僕たちがやるパブリックハックの1番大きな問いかけなのかもしれません。

もちろんね、そもそも笹尾和宏さんが著書でおっしゃっていたように、公共空間の使い方への問いかけとかって意味もありますけどね。

まあ、この活動がやんわり続いていく中でもっと色んなことが見えてくるかなと思うので、今のところ僕はこんなことを思いながらパブリックハックをやっているよって話でした。

とはいえ、社会への問いかけとか難しい話抜きにして、楽しいので続けます。笑

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隔週配信です。

Quad Talk #2

【 Quad Talk #2 】
「パブリックをハックしたい」
デザイン・テック・アート・建築の分野を専門にした同世代４人が、気になるトピックやニュースについて情報共有するミーティングを隔週(曜日不定)で配信。
#2 は、「パブリックハック」をテーマに、今注目の若手や海外のプロジェクトを参照しつつ、自分たちがどうやって公共空間を使っていくのかって話、などなど。
Design : 野村 涼平 (Ryohei Nomura)
Tech : 斧 涼之介 (Ryonosuke Ono)
Art : 梅村 隼多 (Hayata Umemura)
Architecture : 池上 彰 (Akira Ikegami)

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