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人生2度目の「ソーシャルアパートメント」、3ヶ月の振り返り
2024年11月、「ソーシャルアパートメント」に引っ越した。
「ソーシャルアパートメント」は、ざっくり言うと“ホテルのようなマンション”。
一般的なシェアハウスとは違って、住民同士の交流を楽しみつつ、個室空間はしっかり確保されているのが特徴。コミュニティとしてのシェアハウス的魅力と、プライバシーを重視した1人暮らしの良さを兼ね備えた、新しいスタイルの住居です。
引越した理由は、仕事も暮らしも新しい環境で過ごしたいと思ったから。
でも、急に見知らぬ土地で生活を始めることには少し不安だし、人との関係性を作りたくても、地域やお店の開拓には時間がかかる・・・
ならば、住宅自体にコミュニティが付いている場所を選ぼうと思った。
6年前、東京で生活している時にも、3ヶ月だけ暮らしていたことがあった。
その時は3ヶ月だけだったけど、今回はもう少し長く暮らしてみようと思ってる。
気づけばあっという間の3ヶ月。
振り返ってみると、引っ越し後に転職も経験し、バタバタしていた。
入居前には大きな変化と不安があったりしていたことを思い出した。
引越しシーズン、この機会にその経験をシェアしようと思います。
↑武蔵中原の物件で暮らしてた時、取材してもらった時の記事
1ヶ月
入居してからの最初の1週間は、意識的に最上階にあるリビングに足を運ぶようにしていた。
用事がなくても、まずは顔を出して挨拶をすることを心掛けた。
「初めまして」が本当に苦手なので、この時間はかなりしんどかった。
しかし、リビングに行くことで、少しずつ「あ、新しい人?」と声をかけてもらい、そこから交流が生まれていった。
入居者の中にはリモートワーカーや土日出勤の人など、さまざまな属性の人たちがいた。毎週末には「映画を観よう!」という会や、レンタル菜園を楽しむ会など、住民同士のつながりがあった。
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「今日何人かでご飯食べるけど来る?」と誘うことも多かった。お鍋やおでんを囲みながら、気づけば夜中の0時を過ぎてしまうこともあった。帰るときは、同じフロアの住民と話しながら「おやすみ〜」と言って、各部屋に戻る。
まさにソーシャルアパートメントらしい雰囲気だった。
起きて5分で仕事ができる場所は有り難い(部屋では仕事できない派)。誰もいないから1人貸し切り状態。あ、お掃除に来られているスタッフさんが来た。昨日から越してきましたとご挨拶しようか早速モジモジしてる。 pic.twitter.com/FrAQHypE9j
— 前田 彰 (@maeda_akira2416) November 8, 2024
2ヶ月目
でも元々大人数が大の苦手。
徐々に飲み会やイベント的な集まりが続くとしんどくなった。
特に、仕事や転職活動が重なったので、一人の時間がどうしても必要になった。
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誰が嫌いというわけではなく、忙しい時ほど一人になりたかった。
それが自分にとってのエネルギー充電方法だから。
ソーシャルアパートメントは、交流だけではなく「誰とも関わらずに生活できる」ところも魅力の1つ。外出しても、誰とも会わずに自分の部屋に直行できる。特に何も言われない。
だからこそ、自分のペースを守れる。
100人近くが暮らしているけれど、1ヶ月くらい顔を合わせていない人も珍しくない。
実際にリビングを積極的に活用しているのは、意外にも2〜3割程度らしい。
本と一対一で対話してる感覚。
— 前田 彰 (@maeda_akira2416) December 27, 2024
“遊び”に関する話がここ最近のモヤを晴らすように腹落ちした。
年末年始、時間をかけて咀嚼したい。#大きなシステムと小さなファンタジー pic.twitter.com/GGnPdXiFqC
↑コワーキングスペースでゆっくり読んでだ時のポスト
3ヶ月目
ほとんど2ヶ月目と同じように、1人の時間を多くとった。
転職活動のラストスパートだったので、部屋かカフェで内省し続ける日々。
気がつくと1ヶ月リビングに行ってない状態になっていた・・・。
一度習慣がなくなると、リビングに入ること自体、とにかくハードルが上がる。
今まさにハードルの高さにビビりながら書いている(みんな優しいので一方的に)
2月からは新しい仕事になるので、生活習慣なども鑑みながら、またリビングにフラーっと出てくる距離感に戻ろうと思っているところ。
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「ソーシャルアパートメント」のメリット
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身軽に引っ越しできる
調理器具や洗濯機が完備されているため、「物を多く持ちたくない人」「長く同じ場所で暮らすつもりがない人」「引越しの作業が面倒な人」にとって非常に便利。必要なものは、ほぼすべて揃っているので、荷物を最小限に抑えてスムーズに引っ越すことができる!
自宅にカフェがあるようなもの
大きなテーブル、Wi-Fi環境、そしてコーヒーマシンもある。さらに作業に集中しやすいコワーキングスペースもあるため、わざわざカフェに行く必要がない。読書やブログ執筆にも最適な環境がバッチリ。
いつもめっちゃ綺麗
ハウスキーパーさんがほぼ毎日お掃除しに来てくれます。特に共用部はピカピカです。ホテルのように常に綺麗です。日々感謝。
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悪い人はいない(はず)
入居前には現地見学をスタッフさんと一緒に行ったり、入居前には簡単な審査があります。そのため、共同住宅との相性が全く合わない人が入居するリスクが低いと思います。
入居者専用アプリとLINEグループ
入居者専用のアプリを通じて、誰が暮らしているのかを大まかに確認できます。また、LINEグループが任意で作られているので、気軽にコミュニケーションを取ることができるます。「鍵開けて」とか「今日の夜お鍋やるよ!」とかカジュアルなコミュニケーションができます。
いざという時の安心感
例えば、6年前に住んでいたソーシャルアパートメントでの出来事。大きな台風が予報されていた時、住民みんなで食料を買い込んだり、各階の窓に養生テープを貼ったりと協力して準備を進めました。個人的にはソーシャルアパートメントって、自治会的な役割があると思っています。
「ソーシャルアパートメント」のデメリット
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大人数のノリに馴染めない時の違和感
関係性ができていない大人数で集まる時は、そのノリに馴染むのが少し難しいな〜と感じることがありました。特に、初めて参加する集まりでは、場の空気に圧倒される・・・。
人が多くて覚えられない
住人の数が多くて顔と名前を覚えるのが難しい。しょっちゅうリビングで交流できる人でないと、親しい関係を築くのには時間がかかると感じました。あと、この人誰だろう?と思っていると、その人は元住民だった(遊びに来てた)ということもありました。
少人数の集まりかと思ったら大人数だったりする
ある日、「今日の夜ご飯食べるからどう?」と誘われてリビングに行くと、20人くらいが集まってました。少人数での食事だと思っていたので、そのギャップに少し驚きました。
深い話をするのは難しい
ソーシャルアパートメントでは基本的に交流がメインなので、深い話をするには場所を変えた方が良いなと思うこともあります。リズムやその場のノリが優先されがちになることが多いので、じっくりと深い話をしたいときは、少し距離を置いてカフェやお店で落ち着いて話すのがおすすめです。
一度習慣が崩れると、リビングに行くハードルが“爆上がり”する
はい、これ大事!
しばらく行かないようになると、リビングの扉を開けるのが重くなった!!
心理的ハードルが高くなって、入るのに勇気が必要になってくる、、、
前向きなコミュ障なりに見つけた、オススメの過ごし方
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1.最初の1週間はリビングに足を運ぼう!
最初の1週間だけでも、意識してリビングに顔を出してみること。はじめは新しい入居者としての「ボーナス期間」です(マリオカートでいう「スター状態」!)積極的に挨拶をしてみると、自然と顔を覚えてもらえやすいので、長い目でみた時に楽になります。
2.調理器具や食器は最初から買わない!
部屋に篭らないために、部屋で食事ができない仕組みを作る(笑)
すでに完備されている調理器具や食器を使い倒すのがおすすめ。お部屋のゴミも減るよ!
3.用事はリビングで済ませてみる
とりあえず仕事や趣味をリビングに持ち込む。共有するのが目的ではなく、とりあえずそこにいることが価値になるから。そうすることで、自然と住民と顔を合わせる機会が増えるはず。
4.アゴをあげてキョロキョロする
自分から話しかけられないタイプは隙を作るのが大事。優しい人が気にかけてくれます。
少し意識的に、相手と目を合わせる隙を作ることで、コミュニケーションがスムーズになるとか、ならないとか。
5.イヤホンして仕事に集中しない
イヤホンをして作業してると、「忙しそうだな」と思って話しかけてこないです。
作業中は、もれなく怖い顔になっているので、オンとオフのスイッチを切り替えよう!
「ソーシャルアパートメント」にある「自治会」としての価値
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メリットの部分でも触れたけど、ソーシャルアパートメントの最大の魅力は「いざという時に誰かがいる」という点だと思ってます。
特に、初めての一人暮らしや転勤で見知らぬエリアに移住してきた人にとって、家の中にすでに出来上がったコミュニティがあることは大きな安心感になる。
ひとりで何か困ったときでも、誰かが声をかけてくれたり、助け合ったりする環境が整っているのは、本当にありがたいこと。
東京から関西に戻る時も、送別会みたいなことをしてくれて、とっても嬉しかった!
ありがとう!🗼#ソーシャルアパートメント pic.twitter.com/PGnQyxUmmc
— 前田 彰 (@maeda_akira2416) December 19, 2019
まとめ
ソーシャルアパートメントの魅力は、「コミュニティ」や「交流」であることは間違いない。だけど、それだけがすべてではない。
そして住む場所を決めることは、単に家賃や駅からの距離だけで決まるものではないなと思ってます。
どんな暮らしがしたいのか、
自分の性格はどうなのか、
仕事や理想の暮らしと、今できる生活スタイルはなんなのか、
など、さまざまな要素を考慮することで、より充実した生活を見つけることができるはず。
個人的には2月から仕事が変わり、生活のリズムも大きく変える予定。新しい生活は朝型になり、これまでのように夜の飲み会やコミュニティの集まりに参加するのは難しくなる・・・。しかし、時間を作って少しずつ交流を深め、生活の変化に応じてコミュニティに溶け込んでいければ良いなと思ってます。
引越しを検討中の方々には、こんな考え方もあるんだと、参考にしてもらえれば幸いです。
2月からの新しい仕事。
— 前田 彰 (@maeda_akira2416) February 4, 2025
まずはオンラインで研修×2日。
キャリアブレイクを経て「仕事があるだけで有り難い」と心から思う。
過去にも未来にも意識がいかず、今に集中できることに胸いっぱい。
それ以上に頭が情報でいっぱい。
ふと見えた照明の明かりがハートに見えた。 pic.twitter.com/NdEwBMxtPO
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