よもやま料理帖 ~ミルフィーユとんかつと白身魚のフライ定食~
大みそかは、ドラマ深夜食堂を見直してました
東京の片隅で
0時をまわると暖簾がかかる食堂
人はここを深夜食堂と呼ぶ
メニューはなくて客の要望で
出来るものなら作るよってのが
この店のスタイル
この食堂に集う客
ひとりひとりにドラマがあって
どこか感傷的で
どこか破滅的で
どこか懐かしい料理にほだされる
そして、客は良かったのか悪かったのか
朝の街に消えてゆく
脱力系人情ドラマです
ずいぶんと人気があったようで
シーズン3まであるんですよ
この店のマスターは、小林薫
客に助け舟を出すわけでもなく
ただただ食事を提供する
それを食べたお客さんは
魔法にかかったように
身の上話をしゃべりだすのです
そして、ドラマがはじまる
この店で出てくる料理がシブくてね
ついついマネしたくなっちゃう
特に衝撃を受けたのが、コレ☟
洗練された料理を出す店も好きだけど
こういうスレた感じの食堂も惹かれる
思い出の味ってあるじゃないですか
たとえそれが、バターライスじゃなかったとしても
バターの風味や醤油のしみた白米の味って
日本人なら誰にでも
これ旨いヤツ!って
DNAに刻まれているような気がするんです
だから、思い出の味と
出された料理が一緒じゃなくても
日本人は日本食を食べるだけで
懐かしぃーって感じるんだと思うのです
よーし、じゃあ今日のよもやま料理帖は
豚肉を揚げた匂いを嗅ぎたい
名古屋駅のように
この匂いも日本人なら
DNAに刻まれているんじゃない?
俺、まっしぐら
とんかつ定食だ
今回のとんかつはちょっと手間かけて
しゃぶしゃぶ肉を重ねて
ミルフィーユ状にしてみました
こうすることで
衣がサクサク、肉がフワフワ
誰でも1回で噛み切れる
食べやすい柔らかさのとんかつになります
肉に小麦粉をつけて
肉どうしを重ねる工程が
ちょっとだけ手間なんですが
あとは、通常のとんかつの作り方と一緒なので
ここだけ、ふんばりましょう
〇ミルフィーユとんかつと
白身魚のフライ定食
しゃぶしゃぶ用豚肩ロース肉500gで
太めのとんかつが3枚作れましたので
4人家族なら600gで4枚作れると思います
とんかつだけで油を捨てるのはもったいないので
白身魚のアブラコのフライも作ることにしました
それではまず、薄力粉を軽くまぶして
肉を重ねてゆきます
重ねたら肉の端を手のひらで
きゅっきゅと形成して楕円形に
塩・コショウします
油からあげた後でも
火が通ってゆくから
火が通った通らないって
神経質にならなくても大丈夫です
油物は後始末が大変そうだし
部屋に油が飛ぶので嫌がる人が多い、、、
けれどけれど、けれどぉぉぉ~
この幸せの色を、手作りしてほしい
本当に旨いんだよぉ~
ミルフィーユとんかつの断面
さてここで
冷めた揚げ物を温めなおすとき
サックサクにする方法
内緒で教えます
スタンダードプロジェクトプロダクツとは
ダイソーのハイブランドショップ
ハイブランドと言っても、安いです(笑)
スプレーボトルは
百均のやつで大丈夫なので
このボトルに
水、か、ホワイトリカー(焼酎)を入れて
冷めた揚げ物に軽く吹きかけます
すると、サクサクの衣に大変身!
あたためはコゲ過ぎないように
細かくチェックしてね
スーパーで買った揚げ物の惣菜
すべてに使えるテクなので
用意しておくと便利です
シナシナがサクサクになって
すっごく美味しくなるよん♬
じゃーねー