ファンタジーランド 狂気と幻想のアメリカ500年史
【感想】
フィクション好きにはグサグサする内容だと思うが、
著者のユーモアがあるからサクサク読める。
ファンタジーは、否定的ではないしむしろ大好きな
自分だが、今回読んだ本はファンタジーを悪用した、
反面教師的な本としては最適かもしれない。
ディズニーファンでも、ネズミの裏側を知るとグサグサするぐらいショックを受けるかもしれないけど。
(著者自身も、フィクションにはそこまで否定的ではないが、今のアメリカはファンタジーランド化が、いきすぎだからここまで書いたのかもしれない。)
昨日、ジョーカーとトゥモローランドを観たのだが
前者は、ファンタジーの謝った使い道を書いたり。
後者は、ファンタジーで世界をより良くしようと言う話であった。
映画も、このファンタジーランドでは、幻想の産業だとかいているが。
ファンタジーランドは、たしかにファンタジーというのを否定しようと言っているわけではなくて、今の世界は
ファンタジーを悪用しているから、本来のファンタジーとしてより良い世界を作ろうと書いているのかなと。
(極端な意見でしたら、申し訳ないですけど。)
ファンタジーを、どう扱うかは一人一人次第かもしれないが、自分は真実や事実を言っているという人間にはこの本がオススメだなと思う。
こういう皮肉的な本が売られるのも、世の中捨てたものではないなと思う。
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