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めんどくさいパワハラ上司の懐柔策
先日は、海外赴任における、現地の日本人パワハラ上司について書いた(記事)。今回は、令和の時代にも生き残っているパワハラ上司の懐柔策について述べてみる。いずれも私の経験になるが、今、苦しんでいるあなたにとって何らかのヒントになればと思う。
パワハラ関係の書物を見ると、「すぐに人事に相談を」「そんな職場は早く辞めろ」等、しごく真っ当なことを書かれているが、すぐにそうできない事情も抱えていることもあるだろう。まさに私がそうであったように、今日明日どうするか、、、を考えている状況において、対処療法であっても、すぐに対応できる策があるなら、オプションの一つと考えてもよいと思う。特に、それなりの責任ある立場に自分が置かれているならば、まずは、対処法で様子をみるということも考えてもいい。中長期的な対応と並行して、今日明日を生き残る対処法も必要と考えるからである
私は、過去、周囲も恐れるほどのパワハラ上司2名の直属の部下であったことがある。この2名は、異なる時期に私の上司であったが以下の共通点があった
昭和35年(1960年)前後の生まれ、男性
それなりの役職についている(事業責任者、役員)
仕事の実績はある
過去、自身がやくざのような上司に仕えたことがある
自分は偉いと信じ切っている。口癖は「俺に失礼だろ」
同期や同僚の人事に敏感
ねちっこい
今、現役であれば、年齢は65歳前後となるが、「24時間戦えますか」が新語・流行語大賞になった1989年には30歳の中堅サラリーマンであったはずである。当時は会社における上下関係が濃密で、かつ、そのころのマインドから抜けきれないのかもしれない。またコンプライアンスなんてものは、"俺様"には関係ないとおもっている
パワハラの具体例としては、以下のような感じであった。
部下の話を聞かない。提案に対しては「こんなの全然だめだ!見る気も失せる」
少しの失敗に対して、もうお前に仕事は頼まない!と面罵する
周囲に聞こえるように、やたら、大声で怒鳴り上げる
子供扱いする。 「お前なぁ、おこちゃまじゃねえんだからよ!」
部下の相談に乗らない。むしろ、自分の存在自体が、部下のストレスの原因であるという想像すらできない
さて、あなたの上司がこんなのだったらどうしますか?逃げ出したくなりますよね? 逃げ出せればそれに越したことないです。こういう、前頭葉が壊れ社会性を失ったキチガイ上司にかまけている時間はありません。あなたのメンタルが壊れていくような職場に留まることはない。
でも、あなたは事情を抱えていて、そこの部門に当分いないといけない理由があれば、以下のような対応をとることで緩和できるかもしれない。
叱られたことに対して、「自分の足りない部分を気がつかせてもらった」と感謝の言葉を述べる。ポイントは怒られっぱなしではなく、指摘を感謝するということ
例:”ご指摘ごもっともです。ありがとうございます。自分の考えがとても浅はかでありました。再度、検討させていただきます。”パワハラ上司が、リラックスしている時間帯を見計らって、「先日ご指摘いただいた案件ですが、自分なりに考えてまいりました。少しご相談にのっていただきたいのですがよろしいでしょうか?」と、あくまでも上司の時間を最優先にしたうえで、アドバイスをもらうきっかけをつかむ
出社時、帰宅時にあえてその上司に元気に挨拶を交わす ※いやな人間にあえて、遭遇する機会を設ける
上司が体調が悪い状況の時に、気づかいの言葉をかける
ポイントは、その上司をリスペクトしている ことを言葉と表情で伝えること。パワハラ上司は、自分の自尊心が強すぎているにも関わらず、それを周囲が認めてくれていないのではないかという猜疑心に常に駆られている。
その自尊心をほんの少しでも高めてくれる言葉や態度を常に他者にもとめているのである。まあ、病気といえば立派な病気である。会社の人事部としては、こういうキチガイ上司を即刻退場させるべきであるが、会社によっては、こうういうキチガイが社長や副社長になっているケースもあり、人事部の責任者が、キチガイ上司の部下であったりするという恐ろしい状況もあるのだ。
なので、こういう対処法で、このキチガイ上司からのパワハラ攻撃に対する防御になるのであれば、やって損はないと思う
上司のことがむかつきすぎて、そんなことできるわけないだろ!と考えているあなた。あえて、こういう劣悪な環境を、自分のメンタル強化のための修行の場とおもって、やってみてはどうでしょうか。ふとした瞬間に、パワハラ上司から、幼児のような喜びの表情が出てくることを経験できるかもしれませんよ。私は2名のキチガイ上司について、その経験をしています。
その時に心の中でおもいっきり叫んであげればいい