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【読書】モーセの災い The Seventh Plague
ジェームズロリンズ著、シグマフォースシリーズ11作目です。
今回の舞台はエジプトからナイル上流を求めアフリカの奥地へ。また一方では北極圏近くの極寒の地で、いつものように分刻みでハラハラドキドキのストーリーが展開されます。
2020年世はコロナウィルスで大騒ぎをしている中読んだのはタイムリーだったのか、古細菌が原因とみられる謎の疫病に見舞われたが、実はそれはあのモーセの10の災厄に描かれているものと同じだった...というのですね。
すごい悪役というよりは今回の敵は007に出てくる敵のような、自分の研究や利益を求めてちょっと狂ったマッドサイエンティスト的なサイモンハートウェル。
彼に対峙するは我らがグレイではなくペインタークロウ。今回は第0作 ウバールの悪魔 Sandstorm に出ていたサフィアを助けるため司令官直々の出動でダブル主演のような感じでしたね。
セイチャン、コワルスキー二人の活躍する短編も上巻の最初に入って大活躍してくれます。二人はいいコンビですね。
全編通して相変わらずインディジョーンズと007を合わせたような謎解きとアクション、大変面白かったです。
後重要なところでは動物がフィーチャーされることの多いこのシリーズ、前回ゴリラが出てましたが今回はゾウです。人間同様大きな脳を持つこの動物がとても好きになりました。
(今回に限らずいつも)スケールの大きな作品ですが、映像的に挿絵とか欲しいなぁ、と思うのは私だけでしょうか?アフリカや極北のシーンで著者のイメージが分かるようなちょっとした挿絵があるともっともっとイメージが膨らむんだけどな。
セイチャンとグレイの今後が楽しみな終わり方でした。次も楽しみです。
オススメ度:★★★★
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