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【超初歩】仮説思考っぽく考える練習方法

0.初めに

本noteは、コンサルに入る前に「これをしっかりやっとけばな…」と筆者が後悔しているシリーズの一つです

ちなみに、筆者の戦略コンサル転職時の前略プロフはこちら(世代がバレる)

・社会人になって、5年以上10年未満のメーカー社員。30前後。
・コンサルと働いたことはあるといえばあるが、ほとんどない。
・学歴は私立文系。数学苦手。化学は、molで、物理は、gであきらめた。
・男性で筋トレが趣味。
・転職活動そのものが初めて。
・オペレーション中心のキャリアであり、市場価値は客観的には低め。
・戦略コンサルの知り合いはいない。情報源はエージェントのみ。

こんな感じだったので戦略コンサルに入社した後は、えっらい苦労しました

そんな中、「これをしっかり繰り返しやっとけば、もうちょいましだったろうな…」と思ったシリーズ第2弾として書きます

※.第1弾は以下です

※.ついでに転職したときに学んだことは、ざっと以下にまとめました

先輩の屍を超えていってください

1.仮説思考とは

1)そもそも仮説とは?
仮説は「仮の説」であり、字面をそのままとらえると、正直、「妄想」も「仮説」も、想像している答えという意味では似たようなものかもしれないなと、一瞬思うかもしれません。
しかし、そもそも「説」は、人に物事のすじみちを話して自分の意見に従わせる、という意味です。
一方で、「妄想」は、「ほかの人にとってはあり得ないと思えることを確信してしまうこと」です。
したがって、説と妄想の違いは、「他の人にとって確からしいと考えられる筋道が立っているかどうか」、になります。

この差異を踏まえると、仮説は、「人にとって最も確からしいと考えられる筋道が立っている仮の答え」となります。(と個人的に勝手に思っています)

2)仮説思考での重要な要素
上記を踏まえると、仮説思考は、「人にとって最も確からしいと考えられる筋道が立っている仮の答えを考えること」になります。(長い)

ここでの肝は他人を含む人にとって筋道が立っていることです。
自分の中だけで筋道が立っていても、それは「仮説」にはなりません。

そして、他人を含む人にとって筋道が立っているためには、他人にとって論理的な蓋然性が一定成立していることが必要です

ですので、ある事実があった時に、他人が全く納得しない筋道で解釈をすると、それは「仮説」とはならないのです

ちなみに、バタフライエフェクト、や、風が吹けば桶屋が儲かる、は、一定論理的にはつながっておりますので、「仮説」にはなります
(あくまで納得感が大事)

2.仮説を立てる場面

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