課題チャレンジでこつこつ開発スキルを育てていこう―メンバー対談
『アプリ道場サロン』の課題チャレンジチャンネルが熱い
あきおが主催するiOSアプリ開発を主軸にしたゆるやかなオンライン・コミュニティ『アプリ道場サロン』は、チャットツール「Slack」を中心に活動しています。
開発スキルを高めるためのチャンネルから交流を目的としたチャンネルまで、目的とスキルに応じた場所に参加できます。
その中でも、多くの人が参加する人気チャンネルのひとつが課題チャレンジチャンネルです。
課題チャレンジチャンネルとは、あきおさんが出題する開発課題に参加者が挑戦し、その成果を共有していくチャンネルです。現在は40人のメンバーが参加し、それぞれのペースで課題に挑んでいます。
今回は、参加者の中の5名に、課題チャレンジチャンネルの魅力について教えてもらいました。
個性豊かなメンバーがお互いのコードを見合う場として
宿木:まずは自己紹介として、『アプリ道場サロン』への参加のきっかけやiOS開発のキャリアを教えてください。
Nekokichi:実家に住みつつ、趣味でiOS開発に取り組んでいます。未経験からスタートしたのでまだまだ未熟者ですが、よろしくお願いします。
Kei:開発スキルで“できること”を増やすために、『アプリ道場サロン』で学んでいます。Web制作から移行して、iOS開発のスキルを学び始めました。
Nonoka:私はエンジニアとして転職するためにスキルを磨いています。3月末に退職してから『アプリ道場サロン』で学びつつ、開発に励む日々を過ごしています。
Shiratori:僕は何かしら特技を作りたいなと、『アプリ道場サロン』に来ました。スキルを身につけて自由に生きる人生は豊かだと思い、こつこつと学んでいます。
Izumi:前職でゲーム・プログラマをやっていて、今は趣味でゲームを作っています。ゲームに関わらずSwiftの基礎知識を学びたいと思い、『アプリ道場サロン』に入りました。
宿木:キャリアも目的も本当にバラバラなんですね!そんな皆さんが一同に参加している、課題チャレンジチャンネル。どんなところが魅力なのでしょうか?
Kei:参加する前は、自分で学ぶ目標を作るところから始めるのが大変だったんです。僕は取り組む課題があるほうが性に合っていたようで、課題チャレンジで学習がはかどるようになりました。
Nekokichi:僕はゲームのクエストのような感覚で取り組んでいますね。フィードバックがあることで、細かい改善点に目を向けられるのが良い点です。
宿木:課題をクリアしていくだけなら他の講座や書籍を利用してもできそうですが、違いは何でしょうか?
Nonoka:課題チャレンジは、他の教材に比べて課題の切り分けが細かいです。
講座では基本的にひとつのアプリを課題として作るのですが、途中で浮かんだ疑問を解決するタイミングがありません。その点、課題チャレンジはこまかなパーツごとに課題に取り組めるので、途中で質問して疑問点を解決していける点が他との違いです。
Izumi:それからオープンな場でメンバーの取り組みが見えるのも、課題チャレンジの特徴のひとつですね。Github(ソフトウェア開発のプラットフォーム)を利用して添削してもらい、あきおさんの回答はもちろん、お互いの回答を見合いながら学んでいます。
あきお:パブリックにしたのは、“恥ずかしい問題”を解決したかったからです。
公の場だと質問や発表が出づらい傾向があるので、おそらく参加するほうのニーズとしては、個別のやりとりのほうがやりやすさはあったと思います。
でも、この壁を越えないと実際にチームで開発をするのは難しいんです。仕事で開発に携わるのだとすれば、他人に見せられるコードを書く力や意識も必要になります。
『アプリ道場サロン』は目的をエンジニアへの転職のみに絞ったコミュニティではありませんが、開発を仕事に役立てたい人も一定数います。その方々にとっても実りある場にしたいと思い、課題をパブリックで見せ合うスタイルを選びました。
課題チャレンジを通じた成長や個々の取り組み方
宿木:そんな狙いのある課題チャレンジチャンネル、参加していて皆さんはどんなふうに感じますか?
Shiratori:想像以上に学びがあります。他の人の書き方も、それに対するあきおさんのフィードバックも。だから必ずチャンネルの流れをチェックするようにしています。
あきお:Shiratoriさんは『アプリ道場サロン』内の一日のやりとりをドキュメントにしてログを残していますよね。すごいと思います!
Shiratori:情報価値が高いというのが前提にあります。一日一日の積み上げを大事にしたいな、という気持ちでやり始めました。日々の負荷状況に左右されず、達成可能なノルマにしています。少しでも学びを積み重ねたいので……。
宿木:学び方の工夫をするきっかけにもなっているんですね。あきおさんの目から見て、課題の回を重ねていくうちに成長を感じる瞬間はありますか?
あきお:例えば最近一番印象に残っているところで言うと、Nekokichiさんはここのところ回を重ねるごとにコードが読みやすくなっています。「こうしたいんだ」と、コードに意思を感じるようになってきました。とても良い変化だと思います。
Nekokichi:ありがとうございます。それはやっぱり、フィードバックがあるからだと思います。オーナーであるあきおさん自身が課題を出して、それをフィードバックして……スムーズにやりとりできる環境だから、より改善点が見えやすいんです。
Kei:フィードバックは、立ち止まってしまったときに背中を押してくれます。僕はつまずくと時間がかかるタイプだったので、助かっています。それから、あきおさんが出しているYouTube動画を見れば、だいたい困ったポイントが解決できるんです。
あきお:それに気づいてくれて良かった!実は課題チャレンジの出題は、全てYouTubeの動画を見れば解決できるように構成しているんです。
Nonoka:あきおさんのYouTube動画は、独学のお供として最適です。基礎学習に動画を役立て、課題チャレンジはその基礎知識を確認する形で使っています。
宿木:それぞれが自分のスタイルに合った形で、コミュニティや動画、フィードバックを活用しているわけですね。
課題チャレンジを踏み台にそれぞれの目標へ
宿木:最後に、課題チャレンジチャンネルや『アプリ道場サロン』での取り組みの先にある目標を教えてください。
Nekokichi:まずは、課題チャレンジをオールクリアすることを目標にします。一つずつできることが増えることの達成感がモチベーションにつながるので、まずはここからですね。
Shiratori:なんというか、便利なものを作れる存在になりたい。「こういうものを作りたい」を実現できるのが一番の目標です。
Kei:僕もいつか自分が作りたいものを作るために、とにかくできることを増やしたいです。転職はできたらもちろんいいですが、その前にまずは学びたいことを学びます。
Izumi:僕はただ作るだけでなく、変更に対応できるスキルを身につけたいです。課題チャレンジの場も、それに慣れていくための機会として取り組んでいきます。
Nonoka:私にとっての課題チャレンジは、基礎力の底上げです。コードを読む力がつきますし、これまで疑問に思っていたことをクリアにしながら進められるので、理解を一層深められる場として活用していきます。
宿木:それぞれの立場から課題チャレンジの魅力や特徴を教えてくださり、ありがとうございました!あきおさん、どうでしたか?
あきお:とても実りのある時間でした。皆さんの「ここがわからない」という疑問が課題作りのヒントになったり、今後のサロンの方向性を決めたりしていくので、ぜひこれからもメンバーの皆さんから質問や悩みをお聞かせ頂けたらと思っています。今日はありがとうございました。
―アプリ道場サロンが気になった方はこちらもチェック!―
―今回の登場人物―
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?