"情報の関係に形を与える"インフォグラフィック実践(SDGs編)を受講しました!
7月から受講していた、News Picksさんが提供するNewSchool『インフォグラフィック実践(SDGs編)』が無事終了!
講師は、NewsPicks インフォメーション・デザイナーの櫻田さん。
"課題認識の時差"に働きかける伝え方を探していた
『インフォグラフィック実践』を受講したきっかけについて書いておきたい。
私は、ライフテーマとして「ベンチャー企業における意思決定層のジェンダーギャップ」に取り組もうとしているのだが、「なぜそれが課題か」を他者と認識していく作業に時間がかかると感じている。
「課題に対してどう手を打っていくか」を論点にしたいのだが、まだまだ「なぜ課題か」「なぜ手を打つ必要があるのか」で足踏みをしている。
私自身はどうか。
例えば「ジェンダーギャップ」には数多の課題が詰まっているが、私自身、すべてに興味関心があって行動しようと考えているわけではないことに気づく。
ましてSDGsとなると、「なぜ課題か」を議論している場合ではなく、2030年に向けてひとりひとりが行動していかなければいけない領域なのであるが、「なぜ課題か」を認識できていないことに気づく。意識して行動する、など到底出来ていない。
このような、"課題認識の時差"が発生している分野を、どう情報発信していけばいいのだろう。
そんなことを考えているときに、インフォグラフィックという伝え方を知った。
「情報を扱う」ということ
インフォグラフィックとは、「情報の"関係"に"形"を与える」ことだという。
特に、「情報」にどう向き合うか、を叩き込んでいただいたように思う。
講座は、SDGsアジェンダを全文読むという課題から始まったのだが、これがすごく良かった。果たして自分がどういう情報発信をしようとしているのかを、マクロの視点から現在地を確認していく作業だと思った。
インフォグラフィックの限らず、noteでもプレゼンテーションでも、すべての情報を詰め込むことはできない。何かしらの形で情報を切り取るわけであるが、それが歪んでいないかを俯瞰することは非常に大切だ。
特に、私がテーマにしているジェンダーギャップは、そもそも、これまでの歴史の中で築かれてきた土台の歪みを是正していくことであるから、その大きな文脈の中で、目の前の情報をどう捉えるかは重要なことだと改めて認識することができた。
制作過程の実践と、多くのフィードバック
クラスでは、3カ月かけて、インフォグラフィックの制作過程をすべて実践し、アウトプットするところまでを行った。
制作物に対して、講師の櫻田さんから丁寧なフィードバックをいただいたし、また、受講者のみなさんの作品やそれに対する櫻田さんからのフィードバックを間接的に自分にも取り込んで試行錯誤することができた。
▲制作過程
紆余曲折を経て、第10回で、第4回で描いていた円型のフロー図に戻ったの巻。
いかに「情報の関係」を見出すか
すべての課題になんとか食らいつき、全10回のクラスを完走することができた。制作過程をやり切れて良かったと思うと同時に、だからこそやり切れなかった部分に気づく。
いま振り返っても、制作の序盤が要だった。
情報を俯瞰し、自分の視点で「情報の関係」を見出すプロセスで、もっと問う必要があった。
なまじこれまで噛んできた領域であるから、その情報を「古代人が初めて世界を見た時のような新鮮さと違和感を持って、あらためて世界を見る」(Zero to Oneより引用)ことが出来ていなかった。
そういう意味では、「意思決定層のジェンダーギャップ」に取り組んでいくにあたって、足りていない部分に気づくことができた。
3カ月間、ありがとうございました!
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