
京都旅行 京都御苑
京都御苑はとっても広いです。
京都御苑は100ヘクタールもあって、東京ドーム20個分の広さです。
ディズニーランド+ディズニーシーも100ヘクタールです。
とっても広いですよね。
👇こちら全体を京都御苑といいます。

厳密には京都御苑の中にあるのが京都御所なのですが、京都人は京都御苑全体をさして「御所」と言うことが多いような気がします。
京都御苑内の目的地詳細を調べずに「とりあえず御苑に行けばどうにかなるだろう」と高をくくっていると、御苑内で迷子になってしまうことがあります。
京都御苑内にある観光・参観スポットなどの情報をまとめてみました。
アクセス
京都御苑を囲む大きな通り
東:寺町通
西:烏丸通
南:丸太町通
北:今出川通
駐車場は寺町通側に清和院駐車場、烏丸通側に中立売駐車場があります。
京都御苑の北西にあるのが地下鉄烏丸線の今出川駅で、南西にあるのが地下鉄烏丸線の丸太町駅です。地下鉄の一区間が京都御苑の長方形の長辺と同じです。約1.3キロあり、歩くと20分くらいかかります。
京都市内中心部は南が低く、北が高いです。普段はまったく気づかないレベルですが、緩やかに北へ上り坂になっているので、北と南の両方の地下鉄がアクセスしやすい場所に行く場合は、北の駅で降りで目的地まで下った方が楽だと思います。京都御苑だと、蛤御門が今出川駅と丸太町駅の中間地点にあるので、私だったら今出川駅で降りて、烏丸通を南下して行きます。
京都駅や四条河原町から京都御苑へバスで行く場合は「府立医大病院前」が最寄バス停となります。
その他のバス路線が停車するバス停は烏丸市立売、烏丸一条、烏丸今出川、同志社前、裁判所前、烏丸丸太町がありますが、府立医大病院前がメジャーな観光地との行き来に便利なバス停です。
最近はレンタル自転車で京都市内を散策する観光客の方も増えました。京都御苑内は駐輪スペースが決まっています。
例えば、京都御所を見学する場合は中立売休憩所横に駐輪して清所門まで徒歩移動となります。
京都御苑の中は小~中くらいの砂利が敷いてあって、正直めちゃくちゃ歩きにくいです。日影がないエリアもたくさんあります。

右奥にちらっと映っているのが京都仙洞御所の塀です。
広くて日影が無くて歩きにくい砂利で、目指す京都仙洞御所がとっても遠く感じます。
京都御所
京都御苑へ行く方の大半が訪れるのが京都御所と思います。
■基本情報
参観無料
予約不要
自由参観(集団行動する必要はありません)
ゆっくり見て周って1時間弱
京都御所参観の入口は清所門
参観は全て屋外(日影が少ないので夏場は要注意)
月曜日、年末年始、特定日はお休み
公共交通機関は地下鉄烏丸線今出川駅が最寄り
入口で手荷物検査があります。危険物チェックなので、飲料などの液体物の持込可能です。
■その他
自由参観ではなく、職員の方の説明を聞きながら参観することもできます。開始時間が決まっているので、開始前に手荷物検査を終えて、休憩所で待っておく必要があります。詳細は上記リンクから確認できます。
春と秋に特別公開期間が設定されています。毎回異なる展示物を見学することができますし、通常公開では立ち入れないエリアも公開されます。
京都仙洞御所
後水尾上皇の御所として作られ、五代の上皇が使用されたそうです。火災で焼失した時に上皇がいらっしゃらなかったので、再建はされていません。現在では京都大宮御所と併せて、京都仙洞御所と呼ぶようになり、皇室の方が京都にいらっしゃった際の宿泊場所となっています。
■基本情報
参観無料
予約枠と当日枠があり、事前Web予約がおススメ
開始時間は9:30、11:00、13:30、14:30、15:30
所要時間は60分
職員の方と50名以内のグループで参観(個人行動不可)
京都仙洞御所参観の入口は京都大宮御所の北門
受付でマイナンバーカードや運転免許証などで本人確認があります
参観は全て屋外
月曜日、年末年始、特定日はお休み
公共交通機関は市バス「府立医大病院前」が最寄り
■その他
当日枠で見学する場合は11:00から配布される整理券をもらい、午後の回で参観することになります。11:00前に整理券をもらう行列ができていますので、どうしても当日参観されたい場合は、早めに北門前に設置されるテントに行った方がいいです。
回遊式庭園を見学するので草木を傷めないようヒール靴は避けた方がいいと思います。
塀の周りにセンサーが設置してあり、近づき過ぎると京都御苑内に待機している皇宮警察がものすごいスピードで確認にいらっしゃいます。


京都迎賓館
東京の迎賓館は洋館ですが、京都の迎賓館は和の迎賓館です。
■基本情報
内閣府管轄
参観料2,000円(クレカ・交通系ICでの支払可能)
Web予約がおススメ
予約枠に空きがあれば当日予約が可能
職員の方と30名以内のグループで参観(個人行動不可)
京都迎賓館参観の入口は清和院休憩所
参観はほとんど室内
写真はOKですが、動画は不可。三脚・セルフィースティック禁止
開始時間は9:30、10:15、11:00、11:45、12:30、13:15、14:00、14:45、15:30
所要時間は90分
水曜日、年末年始、特定日はお休み
イヤフォンを装着してガイドさんの説明を聞きながら参観します
公共交通機関は市バス「府立医大病院前」が最寄り
■その他
2023年8月時点で自由参観方式は実施されておらず、全員ガイドツアー方式での参観となります。
当日枠での見学は9:45から清和院休憩所で整理券が配布されます。
■参観の流れ
清和院休憩所へ行き、予約内容の提示もしくは当日予約を行い、参観の流れの説明を聞く
参観料を券売機で支払う
グループ分けのためのストラップをもらう
A4より大きなカバンはコインロッカー(100円戻ってくるタイプ)への預け入れ
ストラップの色ごとに指定されたエリアで座ってツアー開始を待つ
お手洗いや水分補給を済ませておく。迎賓館内は飲み物・飴・ガムもすべて不可。
ストラップを返却して、イヤフォンを受け取る
参観グループごとに清和院休憩所を出て、京都迎賓館へ徒歩移動(雨の日は専用傘貸出有)(以降は個人行動は不可)
地下でセキュリティチェックを受ける
迎賓館正面入口横でスリッパに履き替える
正面玄関、聚楽の間、夕映えの間、藤の間、桐の間、お庭を見学
スリッパ返却して靴に履き替える
清和院休憩所へ戻る(ここまで個人行動は不可)
イヤフォンを返却し、コインロッカーから荷物を回収
迎賓館を汚したり傷つけたりしないように、常に職員の方が目を光らせています。裸足で歩くの禁止、膝をつくのも禁止。障子に近づく人がいると職員さんが腕で障子をガードしていました。カメラの望遠レンズを調度品に近づける人がいると、職員の方が飛んで行って注意していました。



拾翠亭
旧九条家の茶室・別邸で現存する唯一の建物。
緑を拾う=貴族が草花を拾い集めて歌会を行っていたと思われます。
■基本情報
木曜・金曜・土曜の9:30~15:30だけ見学できます。
参観料 300円
ゆっくり見て周って30分
公共交通機関は地下鉄烏丸線の丸太町駅が最寄り

近衛の枝垂れ桜
京都御苑で人気な桜は近衛の枝垂れ桜です。
児童公園の近くなので、子どもたちが遊ぶ声を聞きながら桜を見るのは、とっても平和な景色だなぁと思います。
■基本情報
公共交通機関は地下鉄烏丸線の今出川駅が最寄り
無料観覧エリアにあり、24時間いつでも見れます。
中立売御門に近い車返桜、下立売御門に近い出水の枝垂桜、京都御所の紫宸殿前にある左近の桜なども有名です。


お食事スポット
京都御苑内は持ち込み飲食可能となっています。出水の小川エリアにはウッドテーブルがあったり、苑内の大通りにはベンチもたくさんあります。気候がよければ好きなところに座ってお弁当食べてOKです。
京都御苑内で食べ物を買う場合は京都御所の清所門に近い中立売休憩所となります。お弁当販売とレストランがあります。京都らしいお土産も買えます。
スイーツがいただけるのは近衛邸跡休憩所のSASAYAIORI+京都御苑です。

木立の中にある素敵なお店です。
笹屋伊織はあんこがしっかり甘くて好きです。
富小路休憩所など「休憩所」と名前が付いている所は屋根、テーブル・椅子があり、持参したお弁当を食べてOKとなっています。雨の日や寒い日は休憩所を活用するのがいいと思います。
飲料の自動販売機はところどころにありますが、設置箇所は少ないので夏場は持参した方がいいです。
マイマップの活用方法についてはこちらをご参照ください。
京都御苑は環境省、京都御所と京都仙洞御所は宮内庁、京都迎賓館は内閣府がそれぞれ管轄しているので、3つの省庁サイトを見ないと全部の情報が分からないという何とも日本らしい大きな国民公園です。
修学院離宮と桂離宮についてはいつか別のnoteにまとめたいと思います。