ブログを書く会、の朝
オンラインサロン「京都くらしの編集室」では、月に2回、「もくもくブログを書く会」というオンラインイベントを開催している。
都合のよいメンバーがZOOM上で集まり、25分間集中して何らかの文章を書く。最後にお互いの文章を読んで、感想を伝え合うというもの。
私はなるべく都合をつけて、積極的に参加するようにしている。
一番はじめに参加しようとした時、そのスタート時間の早さに驚いた。
朝の9時。9時!
ほぼほぼ専業主婦、時々ボランティアで朝早く出ることはあるが、何も予定がない日の朝の9時というのは、私にとってはどっぷり家事タイムだ。
洗濯、食器洗い、掃除の真っ只中ある。
だから、正直、面食らったのであるが、思えば、社会人というのはそういうものだった。とある編集部にいたときこそ、11時(頃)出社だったが、それ以外の職場は9時始業だった。
10年近くの専業主婦生活は、社会人の感覚というものをかなり奪い取っていたようだ。
さて、今日も「もぐもぐブログの会」だ。
今日は、夫のお弁当作り、子どもの登校班の見守りがある。中学生の娘は昨晩から発熱しているので、その様子も気にかかる。
朝6時15分頃 ノロノロ起床
6時35分ごろ ラジオ体操第二から参加。参加、というのは夫が第一から体操しているから
7時頃までメールやFBをチェック
7時 朝食とお弁当を作りながら、朝食をとる
8時 子どもの登校班の見守り
見守りついでにお散歩
8時35分ごろ シャワーを浴びる
8時40分ごろ 食器洗い
8時50分ごろ 家中のゴミを集める
8時53分ごろ 洗濯物を入れて回す
8時55分ごろ ゴミを捨ててと夫に頼む
56分ごろ Tシャツをそれなりのブラウスに替える
57分ごろ お化粧をする
59分ごろ パソコン前に着席
最後の10分は分刻み。主婦あるあるじゃないでしょうか。
いつものブログの会の朝と違ったのは、「見守りついでにお散歩」があることだった。
1日8,000歩を目指して歩くようにしているのだが、夕方にまとめて8,000歩というのは体力的にも時間的にもほぼ不可能ということに気づいた。
朝に少しでも、例えば今日は20分くらい歩いたが、それで2,000歩稼げる。
子どもの見守りついでで、今日はちょうどよかったのだ。
このお散歩時間が、ネタを考える絶好の時間であった。
・文フリ大阪12の話
・冬瓜の面取りの話
・歩くことの話
どれにしようか、頭の中でいろいろな文章を組み立てながら、時にはぶつぶつ言いながら、お気に入りのコースを散策する。
脳内を活字でいっぱいにしながらも、目では人々の朝の活動を観察してしまう。
お仕事に出かける主婦らしき人たちとすれ違うと、「ああ、もう食器洗いも洗濯も済ませているんだなあ。すごいなあ。立派だなあ」と尊敬の眼差しを送る。
玄関周りの草花を手入れしている人を見ると、「ああ、そろそろ夏の草花もおしまいだものね。私もそろそろ綺麗にしてあげないと」と焦り出す。
明らかに遅刻だけど、それでも学校に向かっている小学生を見ると、
「頑張って起きたね!今日も1日頑張って行こー!」と心の中で応援する。
ああ、朝の散歩っていい。
書きたいことがむくむくと湧き上がってくる。
あんなことはどうかな、こんなことはどうかな、と思う。
しかし、その思いつきに起承転結つけて、それなりの文章にするのが難しい。(そして楽しい)
そして、その混乱した頭のままzoomに入る。
ブログを書く会が始まる。
上半身だけ〝決めた〟私が映る。下は短パンのままなのに、一丁前に映っていて、なんだか笑える。
さて、今日は25分間でどこまで書けるかしら。