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なんちゃってポジティブシンキングにご注意を
こんにちは!デンマーク在住、ライフコーチの石橋明子です。
さて、今日は成長を促すポジティブ思考と、足を引っ張るなんちゃってポジティブ思考について書こうと思います。
「なんちゃって」と本物の違いは何でしょう?あくまでも私の考えですが、自分の置かれた状況や現実を直視しないで、「大丈夫!」と押し切るのが、なんちゃってポジティブ思考と言えると思います。
反対に、本当のポジティブ思考は、問題を現実的に捉えた上で、じゃあどうしていくかを建設的に考えることです。
例えば、「ありのままのあなたでいい」というメッセージ。なんちゃってポジティブで解釈すると、あなたは何も変える必要はないです、それを受け入れましょう、と解釈することになるかと思います。
でも、本当に何も変える必要はないんでしょうか?現実と理想のギャップに苦しんでいるから辛いわけで、そこを認めないでただありのままを受け入れていいんですよ、と言われてもモヤモヤします。そのままの自分でいいんだ、それを受け入れなくちゃ、愛さなくちゃと、逆にだんだん追い詰められた気持ちになったりして...。いくらそのままの自分が素敵とアファメーションを唱えても、心の底でそう思っていないのですっと心に入ってきません。少なくとも私はそうでした。
「ありのままでいい」というメッセージを本当のポジティブで解釈するなら、凹凸ある自分が自分であることを認めて、悲観するのでも力ずくで愛するのでもなく、受け止めるということになると思います。あくまでも「受け止める」で「受け入れる」ではありません。
自分はそういうものなんだと受け止めて、じゃあそこからどうしていきたいのか、どうなっていきたいのかを考える。それがポジティブ思考の本来の形なんじゃないかと思います。
ありのままでいいという言葉は、私のようなできれば楽して変わりたいと思う人間には魅力的で、都合よく解釈して、何もしなくていいんだという言い訳に使っていたんですね。見たくないものに蓋をして、見ないふりをしていても、見たくないものはずっとそこにあって、時々戻ってきては自分を苦しめていたのでした。
そんな自分を振り返って、ポジティブシンキングだと思っていたものが、実はただの誤魔化しでしかなかったことに気付いた時の衝撃といったら。ポジティブ「シンキング」のつもりで、実は何にも考えていなかったわけですから。ただ「大丈夫、大丈夫」と言っても、大丈夫じゃない状況が変わることはありません。何が問題なのかを認めて初めて、問題って解決できる訳ですから。
問題や課題をニュートラルに認識して、そこから自分にできることを考える。さらに言えば、できることをやれば変わると信じる。それが本当のポジティブ思考なのだと思います。
ポジティブに考えているつもりなのに、どうも上手くいかない、しっくりこないという方は、都合のいいポジティブになっていないかを今一度、振り返ってみて下さい。そして違和感があるのなら、そこときちんと向き合ってみましょう。きっと前進へのヒントが見つかります。
最後までお読みいただきありがとうございました。今日もあなたがハッピーで自分らしく過ごせますように。Have a nice day!
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