My roots 2〜「成蹊学園」の独特の教育方針(精神統一から瞑想を学べた)
成蹊学園に在籍した生徒で知らない人はいないだろう。
創立者の中村春二先生。
岩崎小弥太氏、今村繁三氏の理想によって生まれ、共鳴によって育まれた「成蹊」
成蹊の名は、「桃李ものいはざれども、下おのづから蹊を成す。」
『史記』の作者司馬遷が「李将軍列伝」において、李廣の人物を讃えるために引用したことわざ「桃李不言下自成蹊」に由来していて
桃や李(すもも)は、ものを言うわけではないが、美しい花を咲かせ、おいしい果実を実らせるため、自然と人が集まり、そこに蹊(こみち)ができる。(桃や李は人徳のある人のたとえで、優れた人格を備えた人のまわりには、その人を慕って自然と人が集まってくる、という意味)
この由来を聞いて、そうなんだぁ。とイメージしながら日々を過ごしていたのだけれど、これはある種の目指すゴールであって、「こういう人になる。」という将来への大きな理想になっていた気がする。成蹊小学校は特に、そのために必要となる精神力を鍛えるために今思えば無心になるやり方、今思えば「瞑想」を教育に取り入れた学園生活を過ごしていくので、より一層内面の芯が作られやすかったのだと思う。
まず、小学校こそ色々な行事があった
(記憶の範囲で記載しておきます)
夏の学校
海で沖に出ての水泳訓練をして遠泳が をクリアすることが達成の目的
冬の学校(スキーの学校)
マラソン大会(4km)
毎年、タイムを測って練習し順位を競う
凝念(ぎょうねん)
ぎょうねん大会は月一回くらいあって20分体育館の床に正座をして、目をつぶったままゆっくり呼吸をしながら精神統一をします。授業の前にはぎょうねんは頻繁に行いました。
心力歌(心の力と呼んでいた)
詩を繰り返し読むことで内容理解を深めていくお経みたいなもの。
購買部という大学の敷地内の売店で購入できた。
国際特別学級(帰国子女の受け入れ)
転勤などで海外からの帰国子女だけの特別クラスがありました。日本語と英語もベラベラなので憧れました。中学、高校では合流して一緒に勉強するのですが交換留学制度もあったので、高校ではアメリカ人の留学生がクラスメイトにいました。そういうことでは海外への視野も無意識のうちに拡がります。
学園生活では、瞑想によって心の中を感じていたので、強いメンタルを鍛えるというコツは学んだと思います。元々の性格もあったと思うけれども、不安などでざわざわした時にそれを、自分で根本から考えることと、正しいことを確かめることと、時によっては考えることさえしないことを考えることが自然とできるようになっていったのです。
ぎょうねんによる精神統一は効果的で、例えば教室がうるさくて暴れるようなグループがいた時に、パンパンと2回手を叩いて「凝念!!」と促すと瞬間で全員が物音ひとつ立てなくなり、やんちゃな子供たちがいても全員の心が鎮まるあの光景はお馴染みでした。
集中力がついたのは
そのぎょうねんのお陰だと思うことが
何度もあったのと、
勝負ごとで無欲になるように
心をコントロールしたり、
コンディションで上手く物事が
進まなかったとしても
それを違う方法で試したりできるように
なっていました。
(スピリチュアルではないし、目に見えない潜在意識のことになるので、説明するのが難しいです〜)
学園生活の中では、子供ながらに、ハードルをクリアする感覚があったので、「少々ハードじゃないの!?」と思うことも多かったので、合う合わないはあると思います。
しかし、もし子供達に強靭な精神力をつけて鍛えたいなら、この学園の教育はとても有効だと思います。そして、わたしはここの大学を卒業後に事務職へ就職し二年半。まだ日本にはなかったビューティーの新しい職業に惹かれてしまいアメリカへ渡米をする決意をするのです。
続きはまた。
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※この体験はかなり前の成蹊学園で体験をした様子になりますことをご理解下さい。
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