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人間として味わう感覚と彩りある世界を生きること
過去を思い出すとき、無造作に切り取られた過去の場面がふと思い浮かびます。
それが何故今この時に思い浮かぶのかは分かりません。
ただただ、それは鼻につんとしみるような感覚とともに、懐かしさや切なさを感じさせました。
その時自分が感じた感情を思い出して、それがもう二度と戻らないと知っているからなのでしょうか。
今の自分はもうその時の自分とは違う人。
一見同じようなシチュエーションであっても、すべてが変化し続けている今この瞬間は、その時と同じものには到底なるはずはないのですから。
ああ、自分という人がこの切なさを感じたかったんだな。
人間という変わりゆくものの切なさや儚さ、この一瞬一瞬を生きる素晴らしさを思い出したかったんだな。
過去を思い出すのはこのためだったのか、と人間として感情を味わい生きている感覚を感じるのです。
そんなふうに自分を観れば、また今の自分の目の前に広がる世界を精一杯生きようと思うのです。
今はすぐ過去に変わります。
そう思うと、今この現実を見て感じて生きているわたしにも切なさと愛しさでいっぱいになります。
日々はあたりまえのような生活の連続かもしれないけれど、そこに人間として味わうたくさんの感覚や感情があることで、生きている意味を感じられている自分を観れるようになっていくのでしょう。
みんな違う感覚や感情があるからこそ、世界に彩りがあります。
わたしは、これからも人間を自分を観察していきます。