「問題児」っているの?
「問題児」って、いるのかなぁ?
先生(大人)が作ってるんじゃないの?って感じたんですよね。
担任が出張で、終日不在の日があります。そんなとき、私は支援員なので、教員である先生が必ずどなたか入ってくださるのですが。
・「〇時間目、少し遅刻してしまうかもしれませんがよろしくお願いします」とのことだったので、「大丈夫です。クラスの子たちは自分たちで進めることができるし、大変な子はいないので」とお伝えすると、「Xくんとかいるじゃないですか」って、返ってきたのです。えーと。そうなんですか?
・担任不在の中、自習プリントに集中している子どもたちに感動していたのですが、休み時間に授業に入ってくださった先生とお話をしたら・・・「子どもたち、みんながんばっていましたね。Xくんは、ずっと本を読んでいたようでしたね。あれは・・・?」とおっしゃられたので、私は事実をお伝えしました。Xくんは賢いこと。自分のやりたいことには集中します。自習プリントさっさと終わらせて、(終わったら読書という決まりに従って)好きな本を読んでたんですよね。
・そういえば数日前、通級の先生から聞かれました。通級には、うちのクラスからはYくんが通っています。「先生のクラスで支援員が必要そうだなと思う生徒はいませんか?」いや、いないと思います。うちのクラスはみんな大丈夫そうですよ、と答えると・・・「え?Xくんはどうなんですか?」
ちょっとーー!先生たち!!Xくんっていう問題児を作ろうとしていませんか?????
Xくんは、確かに担任の先生と私も注意して見ています。みんなと同じ行動をすることや、指示を正確にやり遂げることは苦手で、行動がズレていることがあります。だけどなぁ。。。それが問題児なのかなぁ?今後社会で生きていくためには、もう少し客観的に自分を見れたらいいね、と担任の先生と話していて、そのための声かけをしているし、注意するときもあります。学校として「見守りが必要な子」(わたしは全員だと思っている)として共有し、先生方全員で見守る体制としてくれるのはありがたいと思います。
だけど、今回は、ちょっと違和感だったなぁ。
必要な子が支援を必要な支援を受けることは権利です。その上で・・・わざわざ「問題児」を作っているのは、「自分の前に問題児を作り出して、『指導』したいから」かもしれない、と先生方には自問していただきたいなぁ、と思いました。