あべあきこ

1999年東京大学教育学部卒業。 ジョリーフォニックススタートの小中学生オンライン英語講師。 公立の小中学校にて、定住外国人就学支援員として2022年より勤務。 教育現場のリアルを感じながら、教育について考えます。

あべあきこ

1999年東京大学教育学部卒業。 ジョリーフォニックススタートの小中学生オンライン英語講師。 公立の小中学校にて、定住外国人就学支援員として2022年より勤務。 教育現場のリアルを感じながら、教育について考えます。

最近の記事

きのこを床に捨てた男子

いやぁ。あるんですね。こんなこと。 給食で好きなメニューの中に入っている嫌いな具材・・・。だけど、どうしてもおかわりしたい!残したらおかわりできない・・・。  ⇩ 床に捨てる! 私が気付いてしまったので、「ティシュで拾ってね」と伝えたら、「今持ってないからあとでやる」。そう言いながら、おかわりした分を食べ続けた男子。そのまま見守っていたら、気付いたら落ちてるきのこが増えてる(笑)案の定、先に片づけをしようとした子が、踏んでしまいました。なので、もう少しきつく、「捨てておい

    • 世界のオモシロ係

      今日は、係活動について。 4月の時点で、担任の先生が言ったことに驚きました。 「係活動は、好きなことをやってほしい。お当番は、みんながやらなければいけないこと。係は、好きなことを楽しんでやってください。」 目からウロコ!!係はやらなければならないことの一つだと思っていました。掲示物を貼るお手伝いをする係、配り物をする係、黒板を消す係、植物に水をあげる係・・・。だけど、係は「やりたいことを」「楽しく」やる活動。そこに、「みんなのため」の気持ちが入って、「お仕事」になる。仕事

      • 子どもは学ぼうとしているし、学ぶ力を持っている

        今、担任の先生からお借りしている本を読んでいます。  「個別最適な学びと協働的な学び」奈須正裕著 著者は、学校教育の課題に現場と協働して向き合い続ける上智大学の教授だそうです。内容としては、山形県天童市の小学校での実践等が具体的に書かれているのですが、この本の中で、というより、この教授の想いとして終始貫かれているのが、  「子どもは学ぼうとしているし、学ぶ力を持っている」  っていうこと。今ね、小学校で支援員をしていて、担任の先生が、本当にいい先生で、子どもたちをいい意

        • 楽しいを作る

          昨日は勤務する小学校の学芸会でした。5年生の演目は合唱と合奏。 合奏はね、練習すればするほど、楽しくなってくる曲…。何だと思いますか??? クイズにして、ここで終わらせてもいいんですが(笑)答えますね。 答えは、 『君の瞳に恋してる』と 『風になりたい』 でした。これ、本当に、先生の選曲が最高だと思いました。だって、最初にこれやりたいんだけど、って先生が子どもたちに聞かせたときから、子どもたちの反応が・・・にこにこ😊私も小学生時代・中学生時代に合唱や合奏やりましたが、「

          ほめ直ししました

          私が勤務するクラスの隣のクラスは支援級です。 そこの廊下の壁に、支援級の6年生二人が作った修学旅行の壁新聞が貼ってありました。とっても素敵だったので、「すっごいよかったよ!」と伝えました。そしてそのまま、職員室へと向かったのですが・・・ なんか違和感。。。 「すっごいよかった」それ、私が伝えたかったこと?私、あの壁新聞に、すっごい感動したんだよ。。。 誤解を恐れずにお伝えすると、支援が必要な子と言っても一人一人違いますが、このような特徴があるお子さんたちもいます。 ・

          ほめ直ししました

          東大卒ママあきこ先生の語る”頭のよくなる参考書の使い方”

          前回の「東大卒ママあきこ先生の語る”頭のよくなる勉強法”」お手にとってくださった方、ありがとうございます。私の想像以上に好評だったため、井上さんと第2弾として、「参考書の使い方」のお話をしました。 参考書って、どうやって選んでいますか? そもそも、参考書、1冊読み切ったこと、ありますか? 私の独断と偏見、というより経験ではありますが、やはり結果が出た方法なので、今何かしらの勉強をされている方には、参考になると思います。こちら、井上さんのNOTE「外国語怨念NOTE」からご覧

          東大卒ママあきこ先生の語る”頭のよくなる参考書の使い方”

          揉め事の行く先

          学校のクラスで、起こったちょっとした揉めゴト。 【問題解決】 【原因追求】 ではないアプローチを担任の先生がしました。 💣誰が悪いかを探し始めたり 💣もめ事が大きくなった原因を追究したり 💣ズルい発言をした子を糾弾したり 💣じゃあどこを直せばよかったか反省させたり ではなく、一人一人の成長目線で話を聞いたり伝えたり、という方法をとったのです。そうしたら、泣いてしまった渦中の女の子がこんなことを言ったそうです。 「泣いてしまったのは、みんなから責められたからではない。自

          揉め事の行く先

          東大卒ママあきこの語る”頭のよくなる勉強法!”

          たいそうな題名で恐縮ですが・・・ 第二言語習得理論等に精通し、他言語習得のプロである友人の井上大輔さんからお話をいただき、「頭のよくなる勉強法!」についてお話させていただきました。 井上さんとお話していてなるほどなぁ、と思ったのは、たとえば東大に受かるような人は、「地頭がいい」と思われているということ。どういうことかというと、 ・頭のいい人は単語を見ただけで覚えられる ・教科書は一度読めば頭に入る ・勉強しなくてもテストでは満点 ・一日2分ぐらいしか勉強しなくても、試験

          東大卒ママあきこの語る”頭のよくなる勉強法!”

          「今日彼をHappyにして帰すことが、オレのミッション」

          子どもたちは、成長したいのだ!ということを、今のクラスにいて感じています。 子どもたちの問題行動。多くの場合、それは、子どもたちが「自分がないがしろにされている」ように感じ、「自分を見てほしい!」の裏返しであるように思います。その問題行動を取り上げて注意しても、本人の心に響くことはありません。それどころか、先生は自分をわかってくれない、そんな不満がゆっくりと育っていってしまうのです。 私が今いるクラスは、あたたかいクラスです。どの子もみんな、存在を認められています。そんな

          「今日彼をHappyにして帰すことが、オレのミッション」

          子どもたち自身が成長したいと思える環境

          私は定住外国人就学支援員として、現在小学校に勤務しています。私がついている子がいるクラスが、通常私が勤務するクラスです。このクラスの担任の先生が素晴らしいという話は、前にも書きましたが、今日も感動をシェアさせていただきます。 日々、子どもたちの成長、子どもたちの「成長しよう」という姿をふとしたところに感じています。それには、担任の先生の、クラスづくりの上での声かけが、子どもたちの心の奥底に届いているのだと感じます。2学期もひと月たち、先生がクラスの子どもたちに届けたのは、こ

          子どもたち自身が成長したいと思える環境

          「親に信用されていない」という中学生(2022.8.27記事リライト)

          家庭科の時間、制服にアイロンをかけて畳む、という実習がありました。けっこう上手にアイロンかけている子がいたので、「おうちでやってるの?」と聞いてみました。そうしたら、衝撃の答えが返ってきました。  想像してみてください。 ・・・(10秒)・・・  「家の人から信用されていないから、アイロンは触らせてもらえません」  自分の子どもの頃を思い出しました。「信用していない」という直接的な言葉はなかったけれど、私自身は、いろいろなことを「危ない」「ダメ」と言われて育ちました。

          「親に信用されていない」という中学生(2022.8.27記事リライト)

          「エリートたちよ、君の成功は努力の結果?それとも運?」(2022.4.17記事リライト)

          「マイケルサンデル教授の白熱教室」を見ました。 そのシェア、なのですが・・・ 発信の基本「相手目線」の鉄則を破って完全に「わたし目線」で内面の振り返りとなっていることをご了承くださいませ(笑)  米日中の名門大学生との白熱教室、最初の質問は、 「名門大学に入学できたのは努力の結果?それとも運?」 というものです。日本の学生(東大&慶応)たちは何て答えたと思いますか?なんと、6人中6人が、 運がよかったから  と答えたんです!「えーーーーーー。」と唸りながら、なんか納得

          「エリートたちよ、君の成功は努力の結果?それとも運?」(2022.4.17記事リライト)

          クラスの雰囲気

          クラスの雰囲気は、担任によると感じざるを得ません。 私が現在担当している子が所属しているクラスは、担任の先生が本当によく子どもたちのことを観察し、考えています。子どもたち一人一人を伸ばす声かけをし、昨年度まで問題児と言われてた子やイジメ不登校を経験した子も含め、のびのびとしたクラスになっています。その上で、どう振る舞えばいいか、自分で考えることができる子どもたちに育てていくという確固たる方針があります。4月、新しい学年が始まる日、クラス発表・担任発表があったその日に先生が子

          クラスの雰囲気

          学校でがんばっている子どもたち

          まず一番にお伝えしたいこと。 子どもたち、学校で、本当に一生懸命頑張っています! これを、学校の中にいる大人として、お父さま・お母さま方にお伝えしたいと思います。 保護者の方とお話するとき、私は学校での子どもたちの素敵なところをお伝えします。そうすると、保護者の方は、「そうなんですか」と喜んでくださるのですが、セットでおうちの様子を伝えてくださいます。よく聞くのが、「家ではダラダラなんです」「うちではスマホばかりで・・・」。私も小学生3人の母として、とてもその気持ちはよく

          学校でがんばっている子どもたち

          自己紹介

          はじめまして。 私は2019年に、日本語版「はじめてのジョリーフォニックス」を監修された山下桂世子先生の「ジョリーフォニックス総合トレーニング」を受講し、その後オンラインでフォニックスを教え始めました。現在は、「はじめてのジョリーフォニックス」を用いた英語スタートレッスンの他、「はじめてのジョリーフォニックス」を修了したお子さんには、「SOUNDS GREAT」というテキストを使用し、フォニックスに基づいた英語の読み書きの定着を図り、自力で読む→流暢に読む→意味を理解する、