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蒸篭なんですよね

せいろ大人気!
野菜を蒸して、野菜に限らず豚まんはもとよりパンや玉子、お肉いろいろ蒸して、蓋を開けたときの湯気や油を使わない料理は「わたし、いいことしてる!」という満足感に浸れる。
もし、蒸し野菜のかぼちゃやしめじに飽きたとしても。

なんだかのっけから否定的な書き方になってしまったが、じわじわ押し寄せてきたこのせいろブームに、私当惑している。
家には鍋と一体型の蒸し器がある。結構使う頻度も多いのだが、直径が手の指を広げたぐらいのサイズで、下から5センチ位のところに穴の開いた仕切りをセットするタイプ。(まっすぐセットできない時にはその穴にお箸を入れてジャストセットさせる)水の量がそれほど入らないので、たまに全部蒸発してしまい空炊きをしてしまったことも。
使うのは蒸し鶏(小鉢に入れて料理酒をちょっとかけるだけ) 551の豚まん一個。二個は無理なんだよね。サツマイモやカボチャを蒸すなど。

蒸篭だったらぎゅうぎゅうに種類多くの野菜を詰めて、でき上げればそのまま食卓にという演出ができるが、うちの蒸し器では穴のしきりに直接乗せて仕上がったものをうまくつまんであげてお皿に乗せなければならない。
実際その演出は不要なんだけど。

蒸篭の蒸し器を買いたいな と長いこと検討していた友人がついに入手し、2段で朝ごはんを一気に仕上げていると聞いた。かなり満足している風だ。
二段で一気にというのも加点ポイントだ。上の段は蒸気が弱めなのも工夫のし甲斐がありそうだし。

それと蒸し器を乗せるための蓋も魅力的。どんなサイズの鍋にも乗せられるって便利じゃない? 水の量を途中で確認する必要もなく余裕で蒸し上げられそう。

今年は友人の真似をしていよいよ蒸篭と鍋にセットする蓋を買おうを決めていた。以前無印良品に覗きに行ったときにはあと数点で、買うならここかおしゃれ食材の店かというところまで心が決まっていたのだが。
先週、無印の同じ店舗に見に行ったら、せいろコーナーができていたんだよー。
蒸篭、2種類のサイズが棚に一杯。 一段でも二段でもどちらでもよござんすよ と勢いをもって迫ってきた。

ありゃー 売る気満々、需要捉えてバッチリという風だった。
少し引いた。もちろん蓋を開け閉めして触ってみたが、なんか気持ちが少し冷めて買わずに去ったの。

家に帰り、取っ手がすぐに緩くなり一回転もしていた我が蒸し器を手に取ったよ。プラスのドライバーがすぐに見つからなかったから、マイナスドライバーでねじを緩く締めた。
はぁーー しばらくあんたを使い続けるよ。高さがある分パスタを茹でるときも頼っているからね。
そして自分に言い聞かせるように言う。「よかったよ、置く場所考えるのも難儀だったしね」と。

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