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アルセーヌ・ルパンの足跡を辿る⑥-『水晶の栓』『緑の目の令嬢』の舞台「ニース」を巡る-

みなさん、こんにちは!

今回の記事で、5回にわたってご紹介してきた「アルセーヌ・ルパンの足跡を辿る」シリーズは最終回にしたいと思います。

上記↑の本をベースに、主にアルセーヌ・ルパンの作者モーリス・ルブラン氏の足跡を辿るシリーズでしたが、今回(最終回)の記事は、南仏のニースをみていきたいと思います。

また、フランスで購入した別の本もご紹介していく予定でしたが、私がまた忙しくなってきたため、一旦今回の記事で完結させたいと思っています。

年末までは恐らく記事を書く時間がないと思うので、また来年からブログの執筆を再開したいと思います!

では、早速みていきたいと思いますが、ニースと言えば、南仏の他の都市(マルセイユ、カンヌ)と比べて、高級な(豊かな)イメージがあります。←あくまでも個人の感想です

ルブラン氏もニースがお気に入りだったようで、何度も滞在されています。

ニースは、アルセーヌ・ルパンの作品では、『水晶の栓』や『緑の目の令嬢』で登場しますね。

また、南仏について、過去にYoutubeでも取り上げているので、あわせて観て頂ければ嬉しいです。

ルブラン氏がなぜニースに滞在することが多かったのか?の問いに、やはりご家族が滞在していたからという理由もあるようです。

最初の奥さんであるマリーさんがマセナ広場(place Masséna)にあるvilla Lalanneに、そしてお姉さんのジョアンヌさんがプロムナードザングレ55番地のvillaをそれぞれ借りていて、ルブラン氏も滞在していた様子。

地図で調べたところ、この2つの場所はかなり近いことがわかりました。

マセナ広場とプロムナードザングレ

プロムナードザングレ(Promenade des Anglais)って、ブログタイトルの写真にある地中海に沿った海岸遊歩道なんですが、この通りってニースで一番有名な通りですよね。

『水晶の栓』にも登場しますし・・・。

しかも、ルブラン氏はこのプロムナードザングレ1番地にあった高級ホテルHôtel Ruhlにも滞在していたようで、またこのホテルが(当時の写真で見る限り)凄く素敵なんです。

残念ながら、1970年に取り壊されてしまったようですが・・・。

Hôtel Ruhl — Wikipédia (wikipedia.org)

また、ルブラン氏は、シミエ通り(boulevard de Cimiez)にあるRiviera palaceにも滞在し、このホテルが『緑の目の令嬢』に登場するマジェスティック・ホテルのモデルなのではないか?と言われています。

プロムナードザングレ(青丸)の北に位置するシミエ通り

このホテルがあるシミエ地区については、Youtubeでも取り上げているので、ご覧ください。

こちらのホテルは、現在も存在しています!
Riviera Palace Cimiez | Luxury Real Estate French Riviera (cimiez-boulevard.fr)

こちらもとても美しいホテルですね。

シミエ通りにあるRiviera Palace

南仏は、私の大好きなもう1つの作品『モンテ・クリスト伯』の舞台でもあり、行ってみたい場所が多すぎて、聖地巡礼するのが楽しみです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

https://www.amazon.co.jp/dp/B08WHNCLH3






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