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『コード・ルパン CODE LUPIN』の真相&ノルマンディーの秘密③

みなさん、こんにちは!

Netflix LUPIN ルパンのシーズン3👇の記事を年末までに書き終わらせて、一旦ブログをお休みする予定だったのですが、まだNetflixが観終わらない💦ので、また書ける時に記事をアップしたいと思います。
(以前予告した通り、来年の春ごろまで、記事の更新はお休みする予定なので、Netflixの記事もいつになるかわかりませんが・・・😅)

まだ途中までしか観ていないけど、今シーズンも面白い❣

では、今回の記事でコード・ルパンを完結させたいと思います!

前回の記事はこちら👇

前回の記事で、ノルマンディーにおける新たな正三角形(エトルタ、メニル・スー・ジュミエージュ、グールを頂点とした三角形)をご紹介しましたが、この正三角形のど真ん中にくるものが、鳩小屋なんだそうです。

しかも12面体の鳩小屋らしい。

ここでも、12という数字が出てきましたが、鳩小屋と言えば、バール・イ・ヴァが思い浮かびますね。

コード・ルパンの本を読んで、改めて気づいたんですが、バール・イ・ヴァって、トレジャーハンティング(宝探し)の物語でもあるんですよね。

カリオストロ伯爵夫人もそうです。

バール・イ・ヴァは、ノルマンディーを舞台としたモーリス・ルブラン氏の最後の長編小説でもあるのですが、オーレル川の氾濫が物語の鍵になっています。

コード・ルパンの著者曰く、このオーレル川はヴィヴィエ川がモデルなんじゃないかとのこと。

早速調べたところ、vallon du vivierが見つかりました👇
ヴァロン・デュ・ヴィヴィエ自然公園 - Wikipedia

Wikipediaより拝借。まさにボーシェル婆さんが出て来そうな雰囲気😆

この川は、タンカルビル橋の近くで、ブークル・ド・ラ・セーヌ・ノルマン地域自然公園が管理しているようです。

実は、この自然公園には、秘密をあばく映画の舞台でもあるブロトンヌの森が含まれているんです。
ブークル・ド・ラ・セーヌ・ノルマンド地方自然公園 - Wikipedia

ブロトンの森 - Wikipedia

因みに、秘密をあばく映画に登場するローズ・アンドレのモデルは、妹のジョルジエット・ルブランらしいのですが、2つの微笑を持つ女に登場する歌手も彼女がモデルだと言われていた記憶があります。

そう考えると、ルブラン氏は妹をよくモデルにしてストーリーを作り上げていたことがわかりますね。

で、ですね、コード・ルパンの真相なんですが・・・

著者の方曰く、ルブラン氏がルパン譚を通じて読者に伝えたかった秘密(奇厳城の暗号にはもうひとつ別の意味があるらしい)というのが、なんとアヘンの密輸!なんだとか・・・。

なんでも、ノルマンディー、とりわけコーショワの船乗りたちは、イギリスとのアヘンの密輸によって、莫大な利益を得ていたが、フランスはアヘンを1908年に禁止。

ルブラン氏は、アヘンの密売を知っていたが、公然と告発したくなかったため、ルパン譚でそれを暗に知らせていたと言うのですが・・・。

私は、納得いかないんです。

たとえ、実際にアヘンの密輸が本当に行われていたとしても、ルブラン氏がそれをルパン譚を通じて読者に知らせていたとは思えない。

だから、私は一番最初の記事で、結末にはがっかり😞と書いたわけです👇

でも、これも①の記事👆にも書きましたが、ノルマンディーの色々な場所を知ることは出来るので、その点に関しては面白い本であると思います。

例えば・・・

カリオストロ伯爵夫人で、夫人が連れ去られるのは、フェカン駅だった!というのを改めて思い出したり・・・
Gare de Fécamp — Wikipédia

なんと!Wikipedia👆にもカリオストロ伯爵夫人において、夫人がこの駅で誘拐されることが記載されていてびっくり😲

あと、シャーロック・ホームズと直接対決する、奇厳城の最終舞台であるヌーヴィレット農園も、実際に存在していて、ルブラン氏もこの農園に滞在したことがあることもわかったり・・・。

左上の写真が、ヌーヴィレット農園

色んな発見のある本で、ノルマンディーやルパン譚に興味がある方は(フランス語ですが💦)読んでみるのも面白いかもしれません。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

あと2時間ほどで、2025年を迎えますが、今年もなかなか更新できない時期が何か月も続いたりして、書き続けるのが大変な時期もありましたが、また来年の春に執筆を再開できればと思っています。

その際は、また宜しくお願いいたします。

皆様、良い年をお迎えくださいませ。






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