『エッフェル~創造者の愛~』を観てルパンの時代に思いを馳せる
みなさん、こんにちは!
今日は、予告していた通り、ルパンが活躍した時代が背景のフランス映画『エッフェル~創造者の愛~』をご紹介したいと思います。
これからこの映画を観る予定の方は、ネタバレになる箇所もありますので、気になる方は、ここから下の記事は読まないようにお願いします。
この映画を一言で言うと、1889年のパリ万博のシンボルとなる塔の設計に挑んだギュスターヴ・エッフェルの史実を描いているわけですが、当時の凄まじい反対運動や抗議、それから資金難も描かれていて、着工時はかなり大変だったことが分かりました。
今ではパリの観光名所の1つとして有名ですから、当時の人々が今の状況を見たら、なんと言うでしょう・・・。
それこそ、今では「007」や「エミリーパリへ行く」など、沢山の映画やドラマのロケ地にもなっていますね。
エッフェル役は、ロマン・デュラスさん。
ロマン・デュラスさんと言えば、2005年に公開された映画『ルパン』で、アルセーヌ・ルパン役を演じられた方ですね。
1889年に完成したエッフェル塔の約3年前から、ストーリーが始まるわけですが、昔の恋人と約20年ぶりに再会し、愛が再燃します。
この元恋人の存在は、恐らくフィクションだと思いますが、彼女と出会った頃の回想場面と現在のエッフェル塔の設計場面を交錯させながら、描かれているので、観客が飽きることがなく、上手い見せ方だと思いました。
因みに、最初の場面と最後の場面が同じ映像で、こちらも印象に残ります。
当初、エッフェルさんは、万博よりもメトロを作りたかったことが意外でした。
それは富裕層は馬車で移動できるけど、一般庶民はどうやって移動するのだ⁉という問題があったからなんですね。
確か前々回のブログで、ベル・エポックを取り上げましたが、このパリ万博の頃からフランスのベル・エポックの時代が幕を開けるわけです。
当初、メトロを作りたかったエッフェルさんですが、元恋人と再会したからか⁉パリのど真ん中に300メートルの塔を作ると宣言して皆を驚かせます。
このエッフェル塔なんですが、どんな強風でも倒れない、しかも雷が落ちても大丈夫!という、何から何まで計算しつくされて設計されたことが、純粋に凄いです。
エッフェル塔に登り、自ら指揮をとるエッフェルさんも描かれているんですが、もう高すぎて観ているこちらが怖いです💦
アルセーヌ・ルパンの作者モーリス・ルブラン氏は、エッフェル塔が出来た頃の時代の人ですが、エッフェル塔についてどう思っていたのでしょうか。
私は、数え切れないくらい、エッフェル塔の近くに行ったことがあるのに、一度も登ったことがないんです💦
次回、パリに行ったら是非登ってみたいと思います!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。