![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/132462853/rectangle_large_type_2_2d8c2873a75ad39f111c3fc0f44c497f.png?width=1200)
【草木萠動(そうもくめばえいずる)】
2024.2.29 〔旧暦:睦月二十日〕
やさしい陽の光が差し、ほんのりと薄緑に色づく草木が見られるようになる頃。
寒い冬を耐え忍んだ新しい命が、春の訪れを感じ、いっせいに芽吹きはじめる。
草たちは、萌え出すとすぐに花を咲かせる。
小さな草たちが早々に花をつけるのは、周囲に背の高い草が生えたり、大きな木の木陰になったりする前に花を咲かせて、確実に命をつなぐため。
生命力にあふれる小さな草たちのことを、昔の人たちは「小草(おぐさ)」と呼んで愛しんだ。
アスファルトの隙間にも生える「小草(おぐさ)」のように、自分の命を懸命に輝かせて生きたい。
そのためには、自分は「小草(おぐさ)」であることを知ること。
「小草(おぐさ)」として生きる術を知ること。
小さな草花の姿に学びたい。