「宗教を超えて人はなぜ祈るのか」考えていたら、メチャ恥ずかしい”思い込み”に気付いた話

わたしは、かれこれ10年ほどマレーシアにある出雲大社のお手伝いをしています。
今年のお正月、ふと疑問が湧きました。 それは——

「“自分の宗教”を超えて、なぜ人は祈るのか？」

というのも、今年に入って突然、
地元の方々のご参拝が一気に増えたのです！

これまでのご参拝者は、（ざっくり主観ですが）

• マレーシア在住の日本人：98％

• 配偶者や親戚に日本人がいる方：1％

• 日本を訪れて神社仏閣のファンになった方：0.5％

• たまたま立ち寄った地元の方：0.5％

ところが今年のお正月は、1日当たり大勢の地元の方がご参拝されました。

またお社には「厄年」の張り紙を掲示していたところ、

「わたし、厄年に該当します💦 どうしたらいいですか？」
というご相談が続出。

ヒプノセラピストとしては
「願望実現講座や自己暗示講座、ぜひご受講を！」
と言いたいところですが (;^_^A 、
出雲大社のお手伝いとしてはそうはいきません。

そこで、厄年用のお守りやご祈祷をご案内すると—— 皆さん、迷わずお守りを購入し、ご祈祷をお申し込みされるのです。

ハテ？ これはどういうことだろう？

明らかにムスリムの方、
明らかにクリスチャンの方がこんなにも多くお詣りされ、
お守りを手にする。 なぜ？

振り返ると、わたし自身もマレーシアでムスリム寺院、
ヒンドゥー教、シーク教、タイ仏教、ミャンマー仏教、
儒教の寺院などを訪れます。

それは、日本人として八百万の神を信じているから、
どこに行っても垣根を感じないから、と思っていました。

でも、そこでハタと気づいたんです。

「他宗教の方はオープンマインドじゃない」
という無意識の思い込みがあったことを。

だからこそ、
お正月に他宗教の方々がご参拝されることが意外に思えたのです。

その気付きをくれたのは、
「チャイニーズニューイヤー期間中、大勢の観光客が日本の寺社仏閣を訪れ、宿坊体験を楽しんでいる」というニュースでした。

「世界は、わたしが思っていた以上にオープンマインドだった！」

この発見は、「穴があったら入りたい」恥ずかしさでしたが、
今気付けたことに最高に感謝しました。

そして今、わたしは「人」をこんなふうに分析しています。

• 本能的に、聖なるものへの畏敬の念を持っている

• 信仰の有無にかかわらず、文化や伝統へのリスペクトを持っている

• 節目や困難に直面すると、神聖な場所で「祈る」「感謝する」

• 信仰の違いを超えて、パワースポットに惹かれる

• グローバル化が進む中、宗教の垣根が低くなりつつある

世界中の寺社仏閣に観光客が訪れるのは、
**人間の本能的な「聖なるものへの畏敬」「祈りの普遍性」
「文化への敬意」**が関係しているのかもしれません。

今回わたしは、自分の意外な思い込みに気付かされました。

みなさんも、ちょっとした出来事をきっかけに「思い込み探し」をしてみてはいかがでしょう？　

違和感や疑問を感じたときがチャンス！

思い込みに気付いた瞬間、
わたしのように「恥ずかしい！」と感じるかもしれません。
でも、その気付きこそが、大きな成長につながるはずです！

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癒し溢れる素敵な一日をお過ごしください💛