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どこに行っても食い倒れ旅

 歳を重ねるごとに友人は減る。
 元々少数の友人と深く付き合うタイプなため、友人は多くない。さらに社会人になると結婚やら就職やらで疎遠になるし、近くにいても出産や育児でなかなか会うことがない。
 
 しかし、ありがたいことに仕事で知り合った方と仲良くなることが増えた。社会人経験を経たからなのかババアになったからなのか、神経も図太くなり、人見知りをしなくなったからこそ、色々な方と気軽に話したり、どこかに行くようになった。肩肘張っていた二十代に比べると、肩こりは酷くなったが随分生きやすくなったと思う。

 数年前に仕事の研修で出会った子とは1年に一度会っている。昨年は彼女が私の地元に会いに来てくれたが、https://note.com/akiko5281987/n/n4f77fa16832e


今年は私が東京に遊びに行った。彼女と会っていた1日は観光なし、食べたいものを食べ、ひたすらおしゃべりをしていた。彼女も私も1年分の仕事の話をし、同業者ならではのあるあるネタでゲラゲラ笑う。朝の10時から夜中の1時まで本当によく話した。
この歳でこんな私に付き合ってくれる彼女に出会えてよかったなと思う。

 歳を重ねるごとに食べる量は減る。
旅行中はできるだけ沢山の美味しいものを食べたいが、図体の割に胃袋のキャパは大きくはない。周りから「少食だね」と言われるが、体格だけで判断しないでほしい。
 東京最終日。天気はクソ暑い上に前日に生理にもなった。コンディションは良くない。とりあえず前日GINZA SIXの地下で値引きされたパン2個を朝食に取り(時間が経っても美味しかった)、ノープランのままチェックアウト。なんとなく東京駅に向かうことにした。

 ふらふらとお土産を物色し、何か食べたいなとうろうろ。少し前に知り合いと話をしていて頭の片隅にあったのか、看板をみつけたと同時に即入店した矢場とん。美味しくてペロッと完食。そして気づいた。

年齢を考慮しわらじは無理と判断。正解。

生理だから胃袋が宇宙になっている…。まだ食べれる…!
ということで千疋屋でフルーツの盛り合わせ的なものを注文。いうまでもなく美味しい。隣のマダム達の「宗教にどっぷりハマった親戚について」という話をふんわり聞きながら夢中で食べていた。

すいかの甘さが忘れられない

甘いもののあとはしょっぱいもの…という自然の摂理に従い乗換の合間にファーストキッチンでポテト、空港で肉そばをいただく。帰宅後もお土産のポテチやら甘いものやらを少々…。

私の身体にブレーキはなかった。とりあえず生理のせい、ということにしているが、頭のネジが吹っ飛んでいるだけな気もしている。




#わたしの旅行記

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