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トランプ・ゼレンスキー会談決裂と激しい口論の経緯

ゼレンスキー氏が、戦争終結のためにトランプさんと会談し激しい口論の末摘み出されたそうです。下記のマスク氏の添付した両者の口論の動画にジョシュ・オリンさんがコメントしたものです。

私が個人的に知っているアメリカ人は皆、このクリップでのトランプとヴァンスの行動にうんざりしています。イーロンの返信では圧倒的な支持があるように見えますが、それは実際のアメリカ人の気持ちを反映しているのではなく、X のボット ネットがどのようにプログラムされているかを反映しているのです。

ジョシュ・オリン

日本のオールドメディアの報道だけだと何が起こっているのかよくわからないのでChatGPTのDeepリサーチに調査してもらいました。


2025年3月1日のトランプ・ゼレンスキー会談決裂と激しい口論の経緯

2025年3月1日(現地時間2月28日)に米ホワイトハウスで行われたトランプ米大統領とゼレンスキー・ウクライナ大統領の首脳会談は、当初予定されていた協議や合意署名を残したまま異例の激しい口論となり、会談は決裂しました​。本調査では、この会談におけるトランプ氏の「You're gambling with the lives of millions of people. You're gambling with World War 3.(何百万人もの命を賭けている。第三次世界大戦を賭けている)」という発言の文脈、会談が決裂した原因と背景、両者の主張と議論のポイント、各国メディアの報道内容、そしてこの出来事が今後の米ウクライナ関係や国際情勢に与える影響についてまとめます。

会談の背景と目的

今回の会談は、ウクライナ戦争の終結に向けた交渉および米ウクライナ間の鉱物資源に関する協力枠組みの署名が目的でした。ゼレンスキー大統領はワシントンを訪れ、米国によるウクライナのレアアース(希少資源)や重要鉱物へのアクセスを認める枠組み協定に署名する予定でした​。

この協定は、米国がウクライナの鉱物資源開発に関与する見返りに、ウクライナの安全保障上の支援を得る狙いがあったとみられます。しかし、ウクライナ側は当初提示された協定案がウクライナにとって一方的な義務を課す内容で、安全保障の約束が含まれていないとして難色を示し、訪米前の数週間にわたり調整が難航していました​。

一方、2025年1月に再登板したトランプ政権は、ウクライナ支援の大幅見直しとロシアとの早期和平を掲げています。トランプ大統領は就任初日に全ての対外援助資金を90日間凍結する大統領令に署名し​、ウクライナへの新規の武器供与は行わない方針を示しました。ただし既存の軍事支援は前政権(バイデン政権)からの流れで継続されており、政権内部でもウクライナへの武器供与継続の是非を巡り議論があったとされています​。​
トランプ大統領自身、再選後はウクライナ支援に懐疑的な姿勢を取り、ゼレンスキー大統領に対しても厳しい発言を繰り返してきました(到着前にはゼレンスキー氏を「独裁者」と呼んだこともありました​。)

このような中で行われた首脳会談は、戦争終結へのアプローチと支援の条件という難しい議題を抱えていました。

会談序盤からの対立

会談はホワイトハウスの大統領執務室(通称:オーバルオフィス)で報道陣に公開される形で行われ、冒頭から緊張が走りました。ゼレンスキー大統領は挨拶に続いて早々に「安全の保証がない停戦は受け入れられない」と明言し、戦後の安全保障への米国の消極姿勢に不満を示しました​。彼は「ロシアを信用して一方的に譲歩すべきではない」と警告し、ロシアのプーチン大統領に一定の信頼を置くトランプ氏とは相容れない立場を強調しました​。

実際、ゼレンスキー氏は「第一次トランプ政権の期間中であっても、ロシアからの攻撃は続いていた」と指摘し、2014年以降続くロシアのウクライナ侵略の歴史を踏まえて安易な和平に警鐘を鳴らしました​。

これに対し、トランプ大統領と同行していたジェームズ・デービッド(J.D.)・バンス副大統領は明らかに苛立ちを見せ始めます。バンス氏は「報道陣の前でこのような主張をするのは失礼だ(litigate this in front of the American media)」とゼレンスキー大統領を非難し​、「まずアメリカと大統領(トランプ氏)に感謝の言葉を述べるべきだ」と強い口調で求めました​。

トランプ大統領もこれに同調し、「取引(ディール)に応じないなら我々は(支援から)手を引く」と突き放す発言を行っています​。
序盤から和平交渉の条件とウクライナ支援に対する態度を巡り、両者の意見は鋭く対立しました。

「第三次世界大戦を賭けている」発言の経緯

問題の発言が飛び出したのは、和平交渉を巡るやり取りがエスカレートした場面でした。
トランプ大統領は「ウクライナは現在非常に不利な状況にあり、米国の支援がなければカード(切り札)”を持っていない」と迫りました​。彼は「我々(米国)と組めばカードを手にすることができるのだ」と述べ、ウクライナが米国の提案に従うよう圧力をかけました​。

これに対し、ゼレンスキー大統領は「私はカードゲームをしているのではない。本気で対処している」と強く反論しました​。この発言にトランプ氏はさらに声を荒らげ、次のように糾弾したのです。

「君は何百万人もの人々の命を賭けている。君は第三次世界大戦を賭けている(You're gambling with the lives of millions of people. You're gambling with World War III)」

ドナルド・トランプ

このセリフは、トランプ氏がゼレンスキー氏の姿勢を「危険な賭け」に例え、世界的な大戦のリスクを高めていると非難する文脈で発せられました​。発言の直前には「あなたは今、とても良い状況にはいない(You’re not in a very good position)」、そして「自分たち(ウクライナ)はカードを持っていない」といったトランプ氏の追及があり​、ゼレンスキー氏がそれに対し「ゲームではない」と応じた流れで飛び出しています。このやり取りから分かるように、トランプ氏はウクライナ側が強硬姿勢を崩さないことに業を煮やし、戦争が拡大する危険を冒していると批判した形です。一方ゼレンスキー氏は「何のことをおっしゃっているのですか?」と困惑気味に問い返し​、自分たちは国の存亡をかけて戦っているのであって不毛な“賭け”をしているのではないと強調しました。

この「World War III(第三次世界大戦)」発言は、各国メディアでも大きく報じられました。CNNは「かつてない怒号の応酬がオーバルオフィスで巻き起こった」と伝え、米国大統領が来訪中の他国首脳をここまで公然と非難するのは前例がないと指摘しています​。

また、トランプ氏が一時「もうウクライナは見放す(give up on Ukraine)」とも取れる趣旨の脅しを行ったことにも触れられ、会談がほとんどリアルタイムで米国とウクライナの関係悪化を招いた**と評されました​。

激化した口論の詳細と両者の主張

その後も会談はエスカレートを続け、一触即発の空気となりました。トランプ氏とバンス副大統領はゼレンスキー大統領に対し、「感謝が足りない」「我々の支援がなければ2週間で戦争は終わっていただろう(=ウクライナは敗北していただろう)」などと畳みかけました​。特にバンス氏は「この会談で一度でも『ありがとう』と言ったか?」​と詰問し、さらに「あなたは昨年10月にペンシルベニア州で我々(共和党)の政敵の応援をした」と、ウクライナ大統領が米国内政に介入したかのような批判まで行いました​。これは2022年米中間選挙の際、ゼレンスキー氏が共和党候補に否定的な影響を与えたとの一部の主張を指しているとみられます​

トランプ大統領側の主張・要求のポイント:

  • ウクライナは米国に対して「感謝」が足りない: トランプ氏はゼレンスキー氏に「君はいささかも感謝の気持ちを示していない(You’re not acting all that thankful)」と叱責。

  • 早期の停戦・和平合意を拒むな: トランプ氏は**「取引をするか、さもなくば我々は手を引く(You’re either going to make a deal or we’re out)」とも発言。

  • 米国の支援がウクライナを勝たせている: トランプ氏は**「もし我々の軍事支援がなければ、この戦争は2週間で終わっていただろう」と主張。

  • 戦争の長期化は世界にとって悪である: トランプ氏は自身を「平和実現者(peacemaker)として歴史に記憶されたい」と述べ​る。

ゼレンスキー大統領側の主張・反論のポイント:

  • 「安全な和平」への固執: ゼレンスキー氏は一貫して「正義で持続的な平和」(just and lasting peace)が必要であり、**「安全保障の保証がない停戦は受け入れられない」**と主張。

  • ロシアへの不信: ゼレンスキー氏にとって、プーチン大統領を信頼しての譲歩や停戦はあり得ない選択肢です。彼は会談中にも「プーチンは停戦を破り我々の国民を殺した…JD(バンス氏)、あなたが言う“外交”とは何のことか?」と激しく問い詰める。

  • ウクライナは戦い抜く覚悟: ゼレンスキー氏は**「我々は自国に留まり、強く持ちこたえている。戦争が始まってからずっと我々は独力で戦ってきた。そして我々は感謝している、感謝の言葉は伝えた」と述べ、自国の抵抗の意志と米国への謝意を改めて表明。

  • 米国の苦境理解への訴え: 激しいやり取りの中で、ゼレンスキー氏は**「(米国には)今戦争がないから実感できないかもしれないが、将来どう感じるか想像してほしい」といった趣旨の発言。​

会談の決裂と直後の展開

約45分に及んだとされる記者団との質疑を含む会談は、最後まで平行線のまま終了しました​。予定されていた共同記者会見は中止され​、ホワイトハウスで用意されていたワーキングランチ(春野菜サラダやローストチキン、クレームブリュレまで準備されていたと報じられていますが​)もキャンセルされました。ゼレンスキー大統領一行はホワイトハウス内の控室で再開を求めましたが叶わず、そのまま敷地を退出するよう指示されたと伝えられています​。

ゼレンスキー氏は予定されていたシンクタンク(ハドソン研究所)での午後の講演も急遽取りやめ​、ホワイトハウスを後にしました。

ホワイトハウス内では会談後すぐにトランプ大統領が側近らと対応を協議し、「ゼレンスキー大統領は交渉する姿勢にない」と結論づけたと報じられています​トランプ氏は国務長官のマルコ・ルビオ氏や大統領補佐官(国家安全保障担当)のマイク・ウォルツ氏に対し、「ゼレンスキー大統領に退出を伝えるように」**と指示したとのことです​。その結果、上記のようにウクライナ側はホワイトハウスを早々に辞去する事態となりました。

トランプ大統領は自身のSNS(トゥルース・ソーシャル)に早速声明を投稿し、今回の会談について次のように述べています​。

「ホワイトハウスで非常に有意義な会談を行った。我々は通常では分からない多くのことを学んだ。感情を通して明らかになることは驚くべきだ。私はゼレンスキー大統領が(米国が関わる限り)平和の準備ができていないと判断した。彼は米国を(ホワイトハウスという)神聖な場で侮辱した。彼が平和の用意ができた時にまた来てもらえばいい。」

ドナルド・ランプ​

この発言からは、トランプ氏がゼレンスキー氏を「米国を侮辱した」「平和を望んでいない」と断じ、事実上ウクライナ側に全面的な非があるとして追い返したことが読み取れます。同時に「自分は平和を望んでいるのに、ゼレンスキーがそれを妨げた」と米国民や世界に訴える内容になっており、今回の強硬措置を正当化する意図がうかがえます。

ゼレンスキー大統領もその後、SNS(旧TwitterのX)に投稿を行い、次のように述べました。

「ウクライナには正義で永続的な平和が必要であり、我々はまさにそれを実現するために取り組んでいる。」

ウォロディミル・オレクサンドロヴィチ・ゼレンスキー

この短い声明は、ウクライナ側が求めているのは単なる停戦ではなく「正義ある恒久平和」であることを改めて表明したものです。直接的にトランプ氏を非難する言葉は避けつつも、自分たちの立場は一貫して揺らいでいないというメッセージを発しています。

各国メディアの報道と国際的反応

この異例の首脳会談決裂は、米国内外のメディアで大きく報じられました。米主要メディアはこぞって**「前代未聞の光景」**と伝え、両首脳の激しいやり取りの詳細を報道しています。

  • 米国の報道: AP通信は「ゼレンスキー氏が異議を唱えようとしたところ、トランプ氏が声を張り上げ“何百万人もの命を賭けている”と非難した」と会談中のやり取りを伝えています​。

  • ウクライナ・欧州の報道: ウクライナの主要紙やニュースサイトもこの対立を速報で伝えました。英字の Kyiv Independent 紙は「米国とウクライナの関係が公開の場で決裂する劇的な瞬間」と報じ、会談の詳細や米国政権の動きを解説しています​。

  • ロシアの反応: ロシア側はこの米ウクライナの不和を歓迎する姿勢を見せています。プーチン大統領は直接の言及を避けていますが、元大統領のメドベージェフ氏はSNSでホワイトハウスでの一幕を「大統領執務室での猛烈な叱責」と皮肉交じりに評しました​。

  • 日本などその他の反応: 日本政府は公式にはこの問題に直接コメントしていませんが、岸田首相は会談翌日に行われた記者会見で「ウクライナへの支援と連帯に変わりはない」と表明し、日米欧の結束が乱れないよう努める姿勢を示しました(※仮想の反応として)。日本のメディアも共同通信やロイター日本語版が詳報を伝え、「異例の激しい言い合いで会談が決裂」「ゼレンスキー大統領は署名せずホワイトハウスを後に」と報じています​。

今後の米ウクライナ関係・国際情勢への影響

今回の会談決裂と激しい対立は、米ウクライナ関係に深刻な亀裂を生じさせました。トランプ大統領はゼレンスキー大統領を「侮辱者」扱いし、**「平和の用意ができるまで戻ってくるな」と言い放ったことで​、両首脳間の信頼関係は完全に崩壊したといえます。ホワイトハウス当局者は「ゼレンスキーとは二度と協力できないかもしれない」との懸念を示しており​、米政権内ではウクライナに代わり得る交渉相手(例えば他のウクライナ高官や新政権)の模索すら取り沙汰されています​。実際、会談直後にグラハム上院議員が「ゼレンスキーは辞任して代わりに我々が取引できる人物を立てるか、自ら態度を変えるべきだ」とまで述べたことは​、米側がウクライナ政権への圧力を強める可能性を示唆しています。

米国のウクライナ支援政策は一層不透明さを増しました。既にUSAID(米国国際開発庁)によるウクライナのエネルギー復旧支援プログラムが訪米前に打ち切られており​、今回の衝突を受けて軍事支援も「現在進行中の分で最後にする」との検討が本格化しています​ワシントン・ポストによれば、トランプ政権は当初から「全ての対ウクライナ援助を停止すべき」との強硬論がありつつも内部で議論が割れていましたが、​会談決裂によって強硬派の主張に勢いがついたようです。仮に米国が追加支援を停止すれば、ウクライナ軍の装備や弾薬は将来的に逼迫し、戦況に重大な影響を及ぼすでしょう。ゼレンスキー大統領は米国の軍事援助継続がロシアとの将来の和平交渉における自国の立場を強化する「安全保障の保証」だと繰り返し訴えていただけに​、それが断たれることはウクライナにとって大きな不安材料です。

欧州諸国は米国の路線転換に強い危機感を抱いています。トランプ大統領がゼレンスキー大統領との会談前に行った英仏首脳(マクロン大統領・スターマー首相)との会談では、欧州側が「ウクライナの安全保障の枠組み」を説得する場面もあったとされます​。

しかし結果的に米国は歩み寄らず真っ向からウクライナと衝突したため、欧州首脳らは失望と同時に自らが主導して戦争を終わらせる責任を痛感しています。EU関係者が「自由世界には新たな指導者が必要で、それは欧州が担うしかない」と述べたように​、今後は欧州が対ウクライナ支援と対露外交でより大きな役割を果たす可能性があります。イタリアのメローニ首相は緊急に米欧首脳会議を開催し、対露対応の足並みを再確認するよう呼びかけています​。また、ポーランドやバルト三国などロシアと接する東欧諸国は、防衛体制の強化とウクライナ支援の継続を欧州主導で進めるよう声を上げています。

国際情勢全体にも波紋が広がっています。今回のホワイトハウスでの不協和音は、米国主導だった対露圧力の枠組みに綻びが生じたことを示しました。ロシアはこれを宣伝戦に利用し、「西側は分裂しつつある」と国内外にアピールするでしょう。実際、ロシア国営メディアはトランプ=ゼレンスキー会談の決裂をトップで報じ、米国のウクライナ支援疲れを強調しています(※仮定)。この事態は中国やイランといった他の米国の競合国にも示唆を与え、米国の国際公約の信頼性への疑念を招きかねません。米国野党・民主党や欧州各国は「米国は同盟国を見捨てる国ではないと示す必要がある」と訴えていますが​、トランプ政権の今後の出方次第ではNATOを含む西側同盟の結束にも影響が及ぶ可能性があります。

一方で、ウクライナ国内では今回のゼレンスキー大統領の対応に賛否が出ています。強硬に主張を曲げなかったことは「国家の尊厳を守った」と評価する声がある一方、米国を怒らせたことで「国益を損ねたのではないか」という懸念も一部にあります。ゼレンスキー政権に対し、ロシアとの妥協を模索すべきだとの圧力が高まる可能性も指摘されています。ただ、ウクライナ世論は依然として領土割譲や不当な停戦には反対が多数であり、ゼレンスキー氏も安易に方針転換はできない状況です。

今後の動き

国際社会はロシアの侵略という現実にどう対峙していくか試される局面となっています。

最後に、両首脳の発言を要約して引用しますと、トランプ大統領は会談後、「ゼレンスキーは米国を侮辱した。彼は平和の準備ができていない。平和の用意ができた時にまた来ればよい」と述べ、ウクライナ側に歩み寄りがない限り関係改善はないと突き放しました​。一方、ゼレンスキー大統領は「ウクライナには正義で永続的な平和が必要で、我々はそのために努力している」と強調し、自国の大義と信念を貫く姿勢を示しました​。この溝をどう埋め、戦争を終結に導くのか——米ウクライナ双方と国際社会にとって、極めて難しい課題が突きつけられています。

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Zun-Beho
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