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風船と動物が好きです

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マガジン

  • 猫が来た

    ベランダにやってきた野良猫を部屋に迎えるまでと 通り過ぎていった黒猫と茶トラの記録

最近の記事

ネコ短歌

増やしたり減らしたりしてます。 神の手で片道切符切られた如く川辺をかける欠けた片耳 ここ居てと甘噛みしてから遠ざかり 春の祭りの子供の身ぶり それじゃあと鞘へ帰った鉤爪がもうこの傷を忘れてしまった ひとつ鳴きそろり立ち入る陽だまりは空しつらえし君の寝室 猫にしかわからん差異の査定があって段ボールにはすぐ入るのか 靴箱やランチョンマットやバスタオル あらゆるものが寝具だった お前のさアクスタなんて作ったらそれだけ残った朝がさまよう 「生まれ変わるんなら猫だな」っ

    • 風船おじさんの調律

      (2012年ブログに書いた文章です) 『風船おじさんの調律』は、自作の風船ゴンドラ「ファンタジー号」に乗って太平洋にきえた怪人、風船おじさんこと鈴木嘉和さん、のパートナー石塚由紀子さんの書かれた本。個人的に風船おじさんはなんかシンパシーを感じる人で、興味があるんで読んでみました。すごく面白かった。以下はだらだら長い感想文。 風船おじさんの生涯についてはWikipediaに詳しく載っていて、その引用元は主に週刊誌と、この『風船おじさんの調律』からになっている。週刊誌のまとめ

      • バルーンファイトのバルーントリップモード攻略法と岩田聡社長について

        Twitterに書いたバルーントリップの操作術をこっちに貼ってみます。いまバルーンファイトはSwitchOnline上にあって遊びやすい環境だから、ちょっとは需要あるんじゃないかと期待して。 ↓のリンクは、8年前UPしたバルーントリップを快適に飛ぶための講座動画です。今みると何を作ってたんだと思うけど、当時このきれいなゲームを紹介したい気持ちが強かったんです。 うさんくさく響くかも知れませんが、誇張はなく、2つの動画で説明している構造を知って遊ぶと短期間に飛距離が5倍以上

        • ひいおばあちゃんと子供の日

          鍬肩に 月影ふみて帰る宿の 垣根に匂う 白菊の花 これは私のひいおばあちゃんが詠んだ歌で、記憶にある2首のうちのひとつです。ひいおばあちゃんは愛媛の農村に暮らし、名を春といって、みんなから「はるさん」と呼ばれていました。はるさんは私が生まれる前に亡くなっているんですが、ではなぜこの短歌を覚えているかというと、それは母の実家の玄関にその書画を飾ってあったから。きっと自信作だったんでしょう。 この短歌を声に出してみるとカ行の多いことに気づきます。クワ、カタ、カゲ、カエル、カキ

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        • 猫が来た
          4本

        記事

          8月

          猫日記8月分です。 ■夜道を歩いている時にたまちゃんが茂みにいるのをみつけて、声をかけようとしたけど、口をあける前に神社のほうへ駆けて行ってしまった。驚くべき俊足。内野を抜ける白球のような。 ■今日のたまちゃんは小屋に入らず、植木鉢と壁のあまりきれいとは言えない小さなすきまで寝ている。暑さのせいかと思ったけど陽が落ちても小屋をさける。食欲はふだん通り旺盛。 ■昼の熱気にやられぐったりしてるようなので応接間に入れてみたら、滑りながらピアノの上までのぼって、20年以上前に父

          7月

          とある猫がベランダに迷い込んでからの日付のない日記、7月分です。 ■釣りのおもちゃで遊ぶのとブラッシングが日課になった。今は生えかわりの時期のようで、細い毛がよく取れて綿飴を作ってるみたいな気分になる。しっかりブラシをかけてから撫でるとさらにふわふわした感触で、見た目にも柔らかい。 ■大雨だった昨日、初めて一晩小屋のなかで寝ていた模様。よかった。 ■夜。しばらく黒猫が来ないなと思いながらカーテンをあけたら、黒猫が小屋に入っていた。私が戸をあけると、黒猫は小屋から出て、そ

          ねこが来た(5〜6月)

          2020年5月31日、うちのベランダにやってきた猫についてのメモ。■で日を区切ってます。 5月 ■白い猫さんベランダに現る。煮干しをやる。 6月 ■今日もやって来た。 左耳のさきが三角に切られているのは避妊・去勢済みのしるしで、その手術をうけた猫を一般に「地域猫」、または欠けた耳のかたちを桜の花びらに見立てて「さくら猫」と呼ぶんだそうだ。地域猫活動(TNR)を徹底した地域からは10年程すれば野良猫がほとんど見られなくなるらしい。てことは、いま目に前にいる猫は我が町さ

          ねこが来た(5〜6月)