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Photo Story|波色-なみいろ-/Namiiro

PENTAX KF F6.3 1/1000s 48㎜ Sizuoka Makinohara
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「波色-なみいろ-」

どこか遠いところで発生した波は、

長い長い時を旅してようやく砂浜へと辿り着く。

その最後は、

海の色でなく波の色として美しい姿を見せながら

思いっきり砂浜へと飛び込んでいく。

一つとして同じ波の形はなく、

そして波の色もまた同じものはない。

まるで波たちの発表会のようだった。


Photo Story

相良サンビーチシリーズ。

 僕が生まれ育った場所は海からは少し遠い場所だった。

車とか電車を使えば2時間くらいで辿り着く。

しかし、その海はとても綺麗とは言えない。

見渡す限りにビルとかコンビナートとか何かの工場とか
おおよそ人々が生活を営むために用意された場所。

だからこそ小中学生の頃の夏休みは、家族で行く海水浴がとても楽しみだった。

よく行っていたのが福井県の若狭湾にある長井浜海水浴場。

海が綺麗で、堤防の方に行くとアオウミウシなんかいたりして、一日中遊んでいた気がする。

その頃から海がとても大好きだった。

・・・

社会人になってから4年目。

今まで出不精で、ほぼ仕事の休みの日は一日家で映画やアニメを見るか、ゲームをする日々だった。

転勤先の福島の星空がとても綺麗だったので、星空を撮りたいという理由でカメラを持ち始めて、そこから少しずつ自分自身がアウトドア派へと変わっていく。

その次の転勤先の三重では、星空だけではなくて景色とかも撮るようになって、一人旅とかもするようになって、三重県内はもちろん、長野、福岡、沖縄、石垣島、宮古島…といろんなところへ一人旅をした。

宮古島へ行ったときは、シュノーケルにも挑戦した。

シュノーケルなんて小学生以来だったのに、意外にも泳ぎ方を覚えているもんで、ほんと泳ぐのが楽しかった。

途中でウミガメに出会って、一緒に泳いだりと、最高の宮古島の旅をしたのはつい2年前のこと。

その時に改めて、やっぱり海に近いところに住みたい。

改めて、自分の理想が構築されていった。

・・・

今の住んでいるところは、残念ながら海が見える場所ではなかったけど、車で30分ほど走らせれば海に行くことができるようになった。

引っ越してきてから二週間ほど経って、少しずつ生活にも慣れてきたところで、ようやく海の方へといってみる事にした。

その海がここ、牧之原市にある「相良さんビーチ」。

海が見えた時は本当に嬉しくてたまらなくて、しかもそれだけでなくて、めちゃめちゃ海が綺麗だった。

白砂にちょっとエメラルドグリーンが混じった真っ青な海。

僕はいつか沖縄に住みたいと思っているんだけど、その雰囲気はまさに沖縄そのもの。

僕にとって身近な沖縄はここにあったんだというそんな氣分。
(あくまで個人の感想)

それ以来、近場の海で一番好きな場所はここ。

静岡の海はどこも本当に綺麗なんだけど、ここの綺麗さはまた格別。

海の色や波の色が綺麗に見えるのは水質もそうだけど、地形とか地質に由来しているそうな。

詳しいことはわからないけど、ここの波色は本当に綺麗。

いつか牧之原市に訪れた際はここの海に来てほしい。

晴れた日には富士山や伊豆半島も見えて、穏やかな時間を過ごすことができるので…。



ご覧いただきありがとうございました!
どうぞ倖せが繋がりますように。

2024年1月30日


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