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舞台『もし関』開幕!皆さんに届けたいメッセージ。

私が原作の
「もしも彼女が関ケ原を戦ったら」の舞台が、
2月16日からIMMシアターで開幕しました。

IMMシアターは私の古巣である、
吉本興業の運営ということで不思議な縁を感じます。

2月16日。
ゲネと本番の2回観劇させてもらいました。

稽古は本読み含め、3日ほど拝見しましたが、
他の仕事の関係で通し稽古には立ち会えなかったので、完成形を見るのはこの日が初めてでした!

舞台に関しては、
10年続いた「魔界」というシリーズをはじめ、
原則的に自分の作品は自分で演出してきたので、
作品を預けてお任せするのははじめての経験。

めちゃくちゃ楽しみであったのと、
少しの不安もありました。

脚本の早川さん。 
演出の佐野さん。
お二人とは十分にコミュニケーションがとれていたので、心配というほどではありませんでしたが、
なにせ原作が複雑なので…。
舞台という表現がどこまでできるのかは未知数でした。

その上でゲネを見た感想は、
私の想像をはるかに超える精度で、
原作の世界が表現されていました。

オフィスとゲーム空間を上下にわける演出はお見事のひとこと。
複雑な現実世界とゲーム空間がわかりやすく表現されていました。

主役である星とみやびを演じる五関さんと梅田さんは、膨大なセリフ量で大変だったと思いますが、
舞台上ではそれを感じられないほど、
星とみやびでした。

永島敏行さんが演じる多々良をはじめ、
どのキャラクターも魅力的でしたが、
個人的には…。

山井さんが演じた小早川秀秋の可憐さが最高でした。(推しになるくらいw)

舞台は、小説の中の登場人物に演じる人の個性が加わり、新しい魅力が加わります。
自分で演出する場合は、
もとの登場人物と演者のバランスを調整するのですが、今回はそこに演出家の佐野さんの視点や感性が加わって、私では思いつかないキャラクターを目にすることができて興味深かったです。

また、過去に深い関わりを持っていた和泉宗兵くんが、偶然キャスティングされていて!
その再会も個人的には嬉しかった。
(毛利輝元を演じた笠原くんも実に久しぶりの再会)

和泉宗兵くん

「もしも徳川家康が総理大臣になったら」の映画化とまた違った感覚。

ライブだからこそ、
味わえるダイナミクスが心地よい。

このブログが公開されるころは、
千秋楽まであと少しというタイミングだと思いますが、本当にたくさんの人に見てほしい。

この作品は、私の中では、
「働く人に対するエール」
をこめたものです。

舞台版では、
ただまっすぐに仕事に向き合う不器用な星と、
いろんなことに目を配りながらも、一番大切なものを探し続けるみやび。

二人が働く人が抱える矛盾や葛藤を、
関ケ原の合戦という究極の選択の連続のゲームを通して、

立ち向かうこと。
決断することの勇気。

これらの大切さを伝えてくれます。

見終わった皆さんが、
今日も明日も「楽しい」。

そう思ってもらえれば最高です。

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