ピッチャーはインナーマッスル(回旋筋腱板)だけやっとけばいいのか?
こんにちは。のろです。
今回は、ピッチャーはインナーマッスルを鍛えればオッケーか?についてお話ししたいと思います。
肩のトレーニングで最初に思いつくのは、チューブを使ったインナーマッスルトレーニングではないでしょうか?
僕も、高校時代は先輩がやっていたので、肩に効くならと見よう見まねでやっていました。(笑)
でもそのトレーニングがなぜいいのかなんて1mmも考えていませんでした。
しかも、目に見える筋肥大があるわけではないので、継続できませんでした。
結論からお話ししますと、肩のインナーマッスルトレーニングだけでは肩関節は安定しません。
それが、なぜかというところを説明していきます。
まず、肩を安定させているのは、筋肉による安定(棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋)と関節包による安定があります。
この両者が働くことで、肩関節は安定します。
しかし、投げる動作などは、肩だけで投げているわけではなく、全身運動です。
骨盤や股関節からの力を指先、ボールに伝える能力が要求されます。
肩のインナーマッスルは、投げる瞬間に肩を安定させるために働いているだけです。
筋肉自体も小さいので、腕を早く振ったり、球速をあげたりすることはインナーマッスルだけやってても無理です。
じゃあどういうトレーニングをやれば良いかというと、僕がオススメするトレーニングは地面反力を使ったトレーニングです。
いわゆる自重トレーニングです。
地面を押す力を強くすることで、背中の筋肉(広背筋、僧帽筋、前鋸筋、腹斜筋など)が発揮されます。
背中の筋肉は、肩甲骨に付着している筋肉が多く存在するため、肩甲骨を安定化させます。
肩甲骨が安定化することで、肩のインナーマッスルも効果的に力を発揮し、効率的な力の伝達を可能にします。
自重でのトレーニングもやり方や手順などがあり、それぞれにあった段階でやらないと逆効果になる場合もあります。
次回以降で、自重トレーニングをが紹介していきたいと思います。
それではまた!!!