野呂 章洋@野球選手に届け!

はじめして。野球のトレーナー活動やフォーム指導、トレーニング指導をメインに行っております。不定期ではありますが記事をアップしていこうと思いますので、参考にしてもらえれば嬉しいです。

野呂 章洋@野球選手に届け!

はじめして。野球のトレーナー活動やフォーム指導、トレーニング指導をメインに行っております。不定期ではありますが記事をアップしていこうと思いますので、参考にしてもらえれば嬉しいです。

最近の記事

視力の重要性

こんにちは。のろです。 今日は、視力がパフォーマンスアップになぜ重要か?についてお話ししたいと思います。 ボールを打つときや転がってきたボールをキャッチするときに、 当たり前ですが、目を使ってボールを追いかけます。 目を使ってすべての動作を遂行しているはずなのに、 バットスイングを上げることや一歩目を早くすることなどに フォーカスしすぎて、目のトレーニングやケアを 結構怠っちゃっている選手が多い印象です。 目を動かしているのも筋肉です。 脳からの指令を目に伝

    • 良い姿勢の定義

      こんにちは。のろです。 今回は、良い姿勢とはどういう姿勢なのかを 解説していきたいと思います。 姿勢の定義とは、一致した見解はなく、様々な観点から表現することができます。 運動学(第4版 中村隆一著)では、姿勢を5つの視点から捉えています。 ①力学的視点(重心線と支持基底面の関係) ②生理学的視点(疲労しにくい姿勢) ③心理学的視点(心理的に安定している) ④作業効率的視点(作業の効率が良い) ⑤美学的視点(美的にみて美しい) これらの要素を満たした姿勢が

      • 集中力を高める方法

        こんにちは。のろです。 今日は、「集中力を高める方法」に ついてお話ししたいと思います。 集中力を高めるためには、脳を良い状態にする必要があります。 意識的に集中しようと意識しすぎると、逆に他に気をとられたりしてかえって集中できないことないですか? これは、自律神経の中でも、興奮状態で働く交感神経が優位になり集中力が低下してしまいます。 なので、集中力を高める際には、「副交感神経」を優位に働かせることが重要です。 副交感神経を優位に働かせる方法はいくつかあって、

        • ピッチャーはインナーマッスル(回旋筋腱板)だけやっとけばいいのか?

          こんにちは。のろです。 今回は、ピッチャーはインナーマッスルを鍛えればオッケーか?についてお話ししたいと思います。 肩のトレーニングで最初に思いつくのは、チューブを使ったインナーマッスルトレーニングではないでしょうか? 僕も、高校時代は先輩がやっていたので、肩に効くならと見よう見まねでやっていました。(笑) でもそのトレーニングがなぜいいのかなんて1mmも考えていませんでした。 しかも、目に見える筋肥大があるわけではないので、継続できませんでした。 結論からお話し

          動きを良くすることが大事

          こんにちは。のろです。 今回は、「動きを良くすることが大事」についてお話したいと思います。 そもそもここで僕が説明する動きとは何かというと、質的な部分の話です。 量的なトレーニングは、スクワットを何回、何キロでという数値に表すことができる部分になります。 僕が考える質的なトレーニングとは、 一つのトレーニングを考えたときに、 そのトレーニングをすることでどれだけのメリットを 意識してトレーニングできるかが重要になります。 どういうことかというと、スクワットをや

          動きを良くすることが大事

          フォーム指導で注意しなければいけないこと

          こんにちは。のろです。 今回はフォーム指導をする際に注意しなければいけないことに関してお話ししたいと思います。 指導者の方は普段から選手に対してフォーム指導をされていると思います。 現在では、オンライン環境の中で指導されている方も増えてきました。 病院に勤めている方だと、ドクターからの処方でフォームを教えて欲しいというオーダーが下りることがあります。 僕も、現在病院勤務でドクターからのオーダーで指導しています。 その際に、以前もお話ししましたが、スマートフォンで撮

          フォーム指導で注意しなければいけないこと

          パフォーマンスを高めるには◯◯が大事

          こんにちは。のろです。 今回は、どのスポーツにも共通している部分に関してお話ししていきたいと思います。 そもそもパフォーマンスが高いとはどういうことでしょうか? スポーツで用いるパフォーマンスが高いとは、「良いプレーをすること」だと思います。 どのスポーツもそうですが結果を残すことが、最終的なゴールです。 相手に勝つことです。 相手に勝つための方法として「パフォーマンスを高めること」があります。 ピッチャーで言えば、球速を上げる、コントロールを良くする、スタミナ

          パフォーマンスを高めるには◯◯が大事

          モチベーションを下げずに過ごす方法

          こんにちは。のろです。 またまた小、中、高校が休校になってしまいました。 このまま活動自粛が長引くと先が不安になってきますよね? 6月に入ると、夏の最後の大会がどの世代でも始まってきます。 高校3年生は、今まで積み上げてきたものを発揮する最後の大会です。 絶対に開催して欲しいし、このまま終わらないで欲しい。 今できることは、絶対に自分が感染しないことです。 3蜜をしっかり避けて、5月までには沈静化してほしいと願うばかりです。 今回は、コロナによって外出制限が長

          モチベーションを下げずに過ごす方法

          習慣化するためのコツ

          こんにちは。のろです。 昨日北海道では緊急共同宣言が出され、また公共の施設や学校などは休校や休館が指示されました。 高校3年生は今年の夏で最後というときにすごく不安になっている選手も多いと思います。 全体で練習ができない環境、学校に行けない環境、おそらく計り知れないほどの不安がのしかかっているのではないでしょうか? 今まで当たり前にできていた練習ができないということがどれだけつらいか。本当に1日でも早くこの新型コロナウイルスが終息することを願っています。 今回は、「

          腕が振れていない時の対処法

          こんにちは。のろです。 今回は「いまいち腕が振れていないときの対処法」について解説していきたいと思います。 冬場のトレーニングを乗り越えて久しぶりにブルペンに入って投げたら、球が沈む事って結構あると思います。 結構頑張ってトレーニングしてきたのに、全然球速くなってないやん!ってがっかりしちゃいますよね(涙)。 なぜ、そのような現象が起きるのかというと、投げてないからです…。 何言ってんの?ってなりますが、実際そうなんです。 夏休みとかでやることなくてずっと家にいて

          腕が振れていない時の対処法

          バランスとは?

          こんにちは。のろです。 今回は、「バランスとは何か?」についてまとめていきたいと思います。 結構使い勝手が良く、でもかなり抽象的なワードです。 食事バランスや洋服などのコーディネートでも使う事があります。 つまり、「軸にしたものを基準にしたときの平均値」です。 今回は、体のバランス能力についてお話しします。 結論からお話しすると僕が考えるバランスが良い状態とは、「不安定のなかの安定」だと感じています。 どういう事かというと、ボディービルダーなどで、ムキムキの人を

          トレーニングする時に意識したいこと

          こんにちは。のろです。 今回はトレーニングする時に意識したいことについてです! 皆さんは、何を意識してトレーニングを行っていますか? 例えば、スクワットを例にあげましょう。 「膝が前に出ないように!」 「お尻の筋肉を効かせて!」 などでしょうか? そもそもトレーニングってなんのためにやるのか? 一番は「パフォーマンスを上げるため」ですよね? もちろん例外はあります。ボディービルダーなどの美しい体を作る人たちは、隅々まで綺麗に筋肉を鍛え上げる必要があります。

          トレーニングする時に意識したいこと

          投球動作を見るオススメの方法

          こんにちは。のろです。 今回は、私が選手にフォームを指導する際に、用いている方法についてご紹介したいと思います。 投球動作とかバッティング動作ってスピードがものすごい早いですよね。一瞬で終わってしまうので、観る目が慣れてこないと何にも見れずに終わってしまい、トレーナー「結構いいんじゃない?」選手「・・・はい。(苦笑)」ってなっちゃって選手も何がいいんだがわからず終わってしまいます。 こうならないために、私は普段からフォームを指導するときは、用いているツールとして『動画』

          投球動作を見るオススメの方法

          波動現象が投球に必要?

          こんにちは。のろです。 今回は投球動作を指導する際に意識していることに関して解説します。 前回の内容は、「動作の流れを見ること」が重要であることをお話ししました。 この流れを見る際に意識している点は、下から(股関節など)の力がしっかり上に綺麗に伝達しているか? 膝や肘などの動きが先行して生じていないか?をしっかり見るようにしています。 イメージして分かりやすい例として、綱やロープなどを縦に振ると、近位から遠位に波の山が移動していきます。 この波動現象が投球動作でも

          投球動作を見る上で意識している事

          こんにちは。のろです。 今回は投球動作を見る上で必要な目についてお話ししたいと思います。 私は、普段病院で勤務しながら、高校野球部のトレーナー活動をやっております。 現在は、コロナウイルスの影響で外出自粛しているので、外での活動はあまりできていませんが、LINEやTwitterなどでのオンラインフォーム指導などもちょこちょこやらせていただいています。 監督、コーチやトレーナーの方も選手にフォーム指導する機会が多いと思いますが、どのように指導されているでしょうか? 今

          投球動作を見る上で意識している事

          イップスについて〜改善編

          こんにちは。のろです。 前回もお話ししましたが、「背骨を動かす」ことが、イップス改善には重要であるとお話ししました。 それは、背骨周囲の感覚受容器を刺激して、脳からの指令を変えるからです。脊髄と脳は繋がっています。「肘をあげろ」、「手首を立てろ」このような指導は役に立ちません。 手や指に意識が集中してしまうと、無意識レベルの反射が抑制されてしまい、イップスを助長してしまいます。 腕やボールの動きを作っているのは、中心です。その最初のスタートラインは「脳」です。 脳か

          イップスについて〜改善編