フォーム指導で注意しなければいけないこと
こんにちは。のろです。
今回はフォーム指導をする際に注意しなければいけないことに関してお話ししたいと思います。
指導者の方は普段から選手に対してフォーム指導をされていると思います。
現在では、オンライン環境の中で指導されている方も増えてきました。
病院に勤めている方だと、ドクターからの処方でフォームを教えて欲しいというオーダーが下りることがあります。
僕も、現在病院勤務でドクターからのオーダーで指導しています。
その際に、以前もお話ししましたが、スマートフォンで撮影した映像を見ながら指導しています。そうすることで、より細かい分析が可能になります。
選手に指導をする際に特に注意していることは、起きている現象に対しての指導をしないように気をつけています。
どういうことかというと、火事が起きているとして、みなさんはどこに水をかけるでしょうか?
火元にかけると思います。
起きている結果に対してアプローチしたところで、その場しのぎになってしまうので、また元に戻ります。
「肘の内側から前に出て行っているから、もっと肘の後ろを前に出した方がいいよ」っていう指導は、一見正しい指導のように感じますが、実際に自分で投げてみると分かりますが、全然力が伝わらないです。
その状態で、塁間を本当に投げられますか?
フォーム指導で意識しているのは、自分が引き出したい現象を導くように意識しています。
いくつか例をあげて説明します。
・ リリースポイントが近く、肩の内旋を強くして投げている選手
→前に目標物を置いてそれを叩く練習をして、結果的にリリースポイントを前に持っていく。
・ 体重移動が苦手な選手
→遠くに投げる意識でステップをして思いっきり投げることで体重移動を自然に引き出す。
など他にも現象に対しての対処方法はたくさんありますが、このような感じでアプローチしています。
ポイントは、なるべく選手に考えさせないことです!
全く考えないで投げるわけではないですが、肘や指に意識を持って行ったところで、改善するはずがないです。
選手の自然な動きを引き出すことに重点を置き、ストレスが少ないフォームに導くように指導してみてください。
そうすることで、肩や肘に加わるストレスも減ってくると思います。
今日はこの辺にしたいと思います!
それではまた!!!