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『本』で日常は変わる。

読書をして考えたこと、読書に影響されて試してみたこと、日常の他愛もないエッセイを書き連ねています。(最新5記事と月に1回の読書記録は無料公開)
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#読書記録

【#読書記録】2025年1月の読了本

2025年1月に読んだ本は全部で4冊。1冊毎に、ちょっとずつ紹介していきます。 1.仙台ぐらし(伊坂幸太郎,集英社文庫)すごく好きな作家のエッセイ集。 小説を読んで受ける印象と変わらないのが面白い。普段から楽しいこと、というより不思議なこと?を考えているから、あんなに面白い小説が書けるのだと実感した。何度も笑わせてもらった。 よく人から話しかけられているのも面白い。話しかけられやすい雰囲気を持った人なのか、楽しい人を惹きつける力があるのか。 やはり小説家というのは魅力

【#読書記録】2024年12月に読んだ本のまとめと感想。学校に宇宙に歴史に大忙し。

2024年12月に読んだ本は全部で4冊。1冊毎に、ちょっとずつ紹介していきます。 1.桐島、部活やめるってよ(朝井リョウ,集英社文庫)桐島を巡る群像劇。 高校で誰もが経験する気持ちのもやもやを言語化してくれているように思う。とくに「前田涼也の話」が好き。 あと同世代のせいか登場する曲や映画、芸能人、当時の文化(iPodをくるくるするとことか)が懐かしくて、嫌でも当時の情景が思い出される。 教室の風景、友達との会話、放課後の部活動。 今は冷静に振り返ることができるけど

【#読書記録】2024年10月に読んだ本のまとめと感想。ついに新書に手を出した!

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【#読書記録】2024年9月に読んだ本のまとめと感想。知らない世界を知れた1か月。

2024年9月に読んだ本は全部で6冊。1冊毎に、ちょっとずつ紹介していきます・ 1.スクラップ・アンド・ビルド(羽田圭介,文春文庫)第153回芥川賞受賞作。又吉直樹「火花」と同時受賞。160ページしかなく、文体も読みやすく、スラスラと読めてしまう。 ただその軽快な文体とは裏腹に、内容は重く、考えさせられる事柄が多い。いつか自分が経験するのでは、その時自分は何を思うのかと、読みながら想像してしまう。 介護の経験の無い私には共感できる部分は少なかったが、生きるということ、そ

【#読書記録】2024年8月に読んだ本まとめ。SFの良さとクリエイターの素晴らしさを知った1か月。

2024年8月に読んだ本は全部で7冊。1冊毎に、ちょっとずつ紹介していきます。 1.完全なる首長竜の日(乾緑郎,宝島社文庫)面白い。続きが気になりあっという間に読んでしまった。SFミステリー。終わり方が、個人的にはかなり好み。 内容に言及したいけど、言うとネタバレになってしまいそうなので。 とりあえず、この本を読んで、サリンジャーの本を購入した。読んだ人には意味が分かると思う。 2.滅私(羽田圭介,新潮文庫)物を捨てることが気持ちいい、部屋に物を置きたくないという気持

2024年7月に読んだ本まとめ。読む機会を逃さないようにしようと思った。

2024年7月に読んだ本は全部で8冊。1冊毎に、ちょっとずつ紹介していきます。 1. 作家の収支(森博嗣,幻冬舎新書)「すべてがFになる」を読みたいとずっと思っていたが、それよりもこちらの本が気になり、先に読了。 作家の収支について赤裸々に語っている。原稿料や印税、それがいくらなのか、詳細な金額も書かれている。もちろん興味深いのだが、印象に残ったのは「作家」を仕事としてやっているということ。 小説家というのは、小説が好きで、描きたいものがあり、自己表現のひとつとして小説

2024年6月に読んだ本まとめ。読書記録は、今の興味が可視化されて楽しい。

2024年6月に読んだ本は全部で6冊。1冊毎に、ちょっとずつ紹介していきます。 1. 2035年の人間の条件(暦本純一/落合陽一,マガジンハウス新書)難しい。難しい。が、対談なので読むことはできる。理解はできない。 AIが生まれ、常人には理解できないスピードでITが進んでいるのだとわかる。ITの進化は早いことは知っていたが、そのスピードは想像以上。 考えるのを、行動するのを止めてしまうと、あっという間に取り残されるのかも、と感じた。 哲学や宗教は、どの分野にも通ずるの

2024年5月に読んだ本まとめ。伊坂幸太郎作品ってやっぱり面白い。

2024年5月に読んだ本は全部で4冊。1冊毎に、ちょっとずつ紹介していきます。 1. それをお金で買いますか(マイケル・サンデル,ハヤカワ文庫 NF)お金の見え方が変わる本。 お金でものを買うという当たり前すぎる行為を、こんなにも真剣に考えたことはなかった。 お金で買えるもの、買えないもの、買ってはいけないもの、色々と考えさせられた。 納得と戸惑いが繰り返される。 世の中に必要な商品・サービスなのか、見極めて使うことが大事なのだと思った。 2. 宇宙人と出会う前に

2024年4月に読んだ本まとめ。本の醍醐味を味わえた1か月。

2024年4月に読んだ本は全部で5冊。1冊毎に、ちょっとずつ紹介していきます。 1. ぼくらの仮説が世界をつくる(佐渡島庸平,PHP文庫)著者は「宇宙兄弟」や「ドラゴン桜」を手掛けた編集者である佐渡島庸平さん。これから事業を始める人、漫画家や小説家、イラストレーターなどクリエイターに薦めたい本。 誰でも得られる情報を得る前に、自分の価値観を信じ、まず「仮説」を立てることが大事だということにハッとさせられた。 ものごとの本質を捉えるために「自分が宇宙人だったら、どういうふ

2024年2月に読んだ本まとめ。映画をもっともっと観たいと思った!

2024年2月に読んだ本は全部で7冊。1冊毎に、ちょっとずつ紹介していきます。 1.『祝祭と予感』(恩田陸 , 幻冬舎文庫)『蜜蜂と遠雷』のスピンオフ短編小説集。まだ登場人物を掘り下げることができるのか!と驚いた。一体どこまで考えて、蜜蜂と遠雷を書いていたのだろうか。 スピンオフを読むことで、本編がさらに楽しくなる。これを読んだら、もう一度本編を読み返したくなると思う。 2.『52ヘルツのクジラたち』(町田そのこ , 中公文庫)