ナナメの関係、あまり聞き慣れない言葉だった。 そんな私にとって、今回のカフェゼミでお話をしてくださった今村さんの取り組んでいる「カタリバ」はとても興味深いものだった。なぜなら今村さんのお話を聞くまで、友達でもなく親でもない赤の他人(ナナメの関係の人)と意見を共有することには、どのような重要性があるのか全くわからなかったからだ。 私の場合、中学から体育会系の運動部に所属して常に先輩と後輩、監督の目を気にして謙虚で当たり障りのないように振舞ってきた。だから自分がもっとこうした
家族ってなんだろう。 家族の存在をそうやって考えたことがなかった。 だからその問いにはすごく違和感を覚えた。 常に居て当たり前だし、自分が自然体で居れて、周りに気軽になんでも相談できるのがズバリ家族なんじゃないか。 自分の場合、アスリートとしてここまで成長できているのは、当然家族のサポートがあってのことだと実感することが多い。 高校1年の夏。 左足の半月板を損傷し、前十字靭帯も伸びきってしまって歩行すら困難になってしまって手術をした。 フェンシングをすることに3
別世界へ 普段からよくカフェを利用している。 頻度的には、週に2、3日くらい。 スタバとか、タリーズとか、王道なところ。 友達と一緒に、ってこともあるけど、ほとんど一人で行く。 単にコーヒーを飲もうと思えば、家で作ることもできるのに、それでも高いドリンク代を払ってカフェに行く。 きっとそれは、日常生活の中でもカフェが特別な場所だからだと思う。 カフェに行くのは、暇なとき、気分が晴れないとき、勉強の環境を変えたいとき、様々な理由がある。 しかし、共通して言えるこ
中学の時、ソフトテニスの東京都強化選手だった。 だから高校は都立のソフトテニスの強豪校に進学すると、誰もが思っていたし、自分自身もその進路に向けて日々準備を進めていた。 しかし、法政二高の学校説明会でフェンシング部OBの高校からでも日本代表になれる、目指すのは日本じゃなくて世界だからという言葉を聞いた瞬間に、今まで準備してきた全てを犠牲にしてでも、フェンシングをやりたいと思った。 自分はどちらかというと現実主義者だったし、3年間で日本代表になるなんてほぼ不可能に近いとい