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aoyamayuki
青子の宝石事件簿を読んで
和田はつ子さんの作品です。作者が好きなので読んでみました。
私は工業的な金属加工を生業にしているものですから、ダイヤといえば、金属を削る道具を想像しますし、ルビーといえば測定する道具を思います。 悲しいかな機会もなく、装飾品としての宝石に興味を持たずに来てしまいました。
でも青子のおかげで、宝石の面白さが少しわかりました。長い時間をかけて地球が作った鉱物を、職人が手間暇かけてデザイナーのイメージを形にしてと思うと、希少だからだけでなく、その美しさや、人によっては力をもらえるという気持ちがわかる気がします。
読み終えて、宝石の写真を見ていたら自然とその美しさに目を奪われました。
お話は和田はつ子さんの作品らしく、本当に悪い人は出てきません。宝石に込められた思いがひしひしと伝わる作品です。