仕掛人・藤枝梅安を読んで
池波正太郎さんの作品です。池波作品が好きで、ちょくちょく読んでいるのですが梅安が一番好きなキャラクターかもしれません。
藤枝梅安は腕のいい鍼医師で皆に慕われています。でも、裏の顔は基本的にお金次第で殺しを請け負う仕掛人です。お話なので殺すという手段で稼ぐことの是非は置いておいて、自分で考えで行動できて、責任も罪も全部背負えるところが好きです。
私は、自分の意見に自信がありません。なので主観だけで誰かの行動の絶対的な善悪を判断することは、しないようにしているつもりです。でも、出来ていないことも多々あります。
いっそ梅安のように自分で責任を持つ自信と覚悟があればと思ってしまいます。