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大人女子旅におすすめしたい長崎県西海市

Ashley 2019年3月18日公開分

福岡から日帰り旅行にいくには最高の長崎県。長崎市のランタンフェスティバルや佐世保バーガー、ハウステンボス、温泉に行くなら雲仙や平戸など・・・長崎県には観光スポットがいっぱいですが、福岡の人ならどこかに行ったことがあるんじゃないでしょうか?

実は私は長崎県民なのですが(といっても市内ではなく壱岐の島!)。私もまだ知らなかった長崎の穴場スポットがあるときいて後輩と2人で日帰り女子旅に行ってきました。

行ってきたのは長崎県西海市。自然の中に溶け込んだ観光スポットや老舗酢造での味噌づくり体験、そして全国から観光客が訪れるという音浴博物館まで。たっぷり満喫してきたのでレポートしたいと思いまーす!

メディアツアーに参加してきたんですが、女子旅って言ってるのに男の人が写ってうのはカメラマンさんです(笑)。素敵な写真もいっぱい撮ってもらったんですが、今回は私が撮ったGoPro写真を中心にUPしたいと思いまーす!

ということで出発!!

福岡から長崎県西海市までは車で150分。長時間の運転が苦手っていう女子は電車でハウステンボス駅まで行ってそこからレンタカーを借りるのもおすすめです。

尻久砂里(しりくさり)海浜公園

まず訪れたのは西海市の隠れスポット「尻久砂里(しりくさり)海浜公園」。名前の由来は“お尻がくさってしまうまで見とれてしまう美しい砂浜”という意味だそうです。もともと車が入れる道も整備されていなかったので、本当に地元の人しか知らないプライベートビーチだったんそうですよ!キャンプ場もあるので家族連れできたら楽しそう〜。


海をバックに写真撮りたかったんですけど逆光すぎてこんなことになりました。でもきれいな海で癒やされた〜。
さて、次は「雪浦地区」へ向かいます!

雪浦では毎年5月に“雪浦ウィーク”というイベントが開催されていて、期間中地元の人たちが自宅や工房を開放しているのめ、観光で訪れた人たちと地元の人たちが交流することができます。古い建物や道など町並みはそのままなんだけど、リノベしてカフェにしてあったり、福岡のファンも多い老舗の酢造があったりと古いのに新しい不思議な街です。

ゆきや

ランチは雪浦の「ゆきや」でいただきました!
ここも昔タバコやさんだったお店をリノベしてカフェにしています。

地元のお母さんたちがつくるランチをいただきました^_^

おまかせのランチプレート。優しい、雪浦のお母さんの味でした!美味しかった〜。店内はゆったり落ち着ける空間づくりがしてあるので、このままぼーっとしてもいいかなぁと思ってしまうぐらいのまったり感が味わえます。

まったりしたい気分で後ろ髪ひかれつつ、今日は一日でまわらないといけないので次は「川添酢造」へ!明治33年から続く老舗の酢造で、“水良ければ、いい品ができる”という教えを引き継ぎ、昔ながらの麹やお酢、味噌づくりを続けています。ここでは味噌づくりを体験してきました!

川添酢造

材料も味噌もすべて用意してあるので手ぶらでOK!大豆をつぶし、塩と麹を入れて味噌をつくっていきます。

最後は大きな団子状にして、空気を入れないように袋に詰め、味噌桶へ!味噌ができるのは3ヶ月後なのでそのままお持ち帰りします。

とてもわかりやすく、簡単に味噌づくりができてしまいました!この機会にぜひ立ち寄ってください。
※味噌づくり体験は開催人数などの条件もあるので詳しくは問い合わせてみてくださいね!
さて、味噌づくりを終え、次は雪浦のゲストハウス「森田屋」へ。

雪浦ゲストハウス森田屋

ここは築90年の古民家をリノベーションした雪浦初のゲストハウス。1Fは番頭さんとおしゃべりできるカウンターがあり、奥には畳張りの広間があって、なんだか実家に帰ってきたような、親戚の家に遊びにきたような安心感があります。

番頭さんとおしゃべりできるカウンターで手づくりスイーツをいただいておやつタイム!わ〜女子旅っぽいですけどねこれ(゚∀゚)

そして森田屋でたっぷり休憩した後は「音浴博物館」へ。ここは小学生から年配の方まで全国から観光客が訪れる場所で、山の中にある廃校を利用した音の博物館です。

音浴博物館

故栗原榮一朗氏のコレクションから始まり、今では16万枚ものレコードを所蔵しています。この音浴博物館のすごいところは、ここにある音楽機器やレコードはほぼ使い放題、聴き放題だということ。展示してあるだけじゃなくて聴かせてくれるんです!

エジソンが作った蓄音機なんか実際に音を聴かせてくれます。展示してあるところは全国でもいくつかあるそうですが、聴かせてくれるところは珍しいとのこと。“音を残す”って今の私たちには当たり前ですが、エジソンがこの蓄音機を発明したことから、私たちは残された音の歴史を、今この時代に聴くことができるんです。

余談ですが、私はクラシックのピアノを弾いてきたので、楽譜は作曲家からのラブレターだと思うようにしています(なかなかロマンチックでしょ)。バッハやベートーヴェン、ショパンやシューマン、リストなどなど・・・音を残せなかった時代につくられた音楽は、私たちは本人たちが弾いていた音を聴くことはできないから、ベートーヴェンやショパンがどんな風に弾いていたか、弾いて欲しいのかを楽譜から読み取る(いわゆる解釈と言われるもの)のがクラシックなのかな〜と思って弾いています。

でも、あの時代に作曲家が実際に弾いた音を聴いてみたかったなぁと思うことがあります。音を残す技術が発明されて、録音の技術やスピーカーの技術も進化して、今では何千曲も持ち歩ける、ネットでつながればいつでも聞ける時代になっているからこそ、“音を残したい”と思った人たちの知恵と思い、そして歴史を感じることってすごく大事なんじゃないかなぁと思い、「音浴博物館」ではそういったことを感じられてとても感慨深いものがありました。

ああ!女子旅レポートなのになんかめっちゃ語ってしまった(゚∀゚)
でもすごく素敵な体験ができる場所なのでみんな行ってみてね!!
ちなみにいろんなスピーカーで聴き比べさせてもらえたんですが、この日選ばれたレコードはいまが旬のクイーンでしたよ。

ボヘミアン・ラプソディを年代も素材も大きさも違う様々なスピーカーで聴かせてもらいました。“音を残す”から“音を再現する”ことを追求していろいろな機材が生まれてきたんだなぁとこれまた感動。

もちろん生の音とは違いますが、レコードの音って聴いていてなんだかこう幸せ成分というか、身体が喜ぶ音を出してる気がするんですよね〜。(あくまで個人の感想です。)

蓄音機やレコードプレーヤー、スピーカーの説明をわかりやすく説明してくれる音浴博物館の中村さん。ひとつひとつ丁寧に説明してくれるので、展示物を眺めて終わりじゃないところがこの博物館の人気の理由なんだと思います、レコードもカセットテープもオープンリールも知らない若者こそこの博物館は行くべきだなぁ〜。

と、幸せな気分で締めくくれた長崎県西海市の日帰り女子旅。みなさん行ってみてくださいね!!

尻久砂里(しりくさり)海浜公園
長崎県西海市大瀬戸町瀬戸福島郷258

ゆきや
長崎県西海市大瀬戸町雪浦下郷1241
0959-33-9463

川添酢造
長崎県西海市大瀬戸町雪浦下郷1308−2
0959-22-9305

雪浦ゲストハウス森田屋
長崎県西海市大瀬戸町雪浦下釜郷504
0959-31-4071

音浴博物館
長崎県西海市大瀬戸町雪浦河通郷342-80
0959-37-0222


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