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息子によそのうちの子のなりたいと言われた日

友だちの家に遊びに行った帰り道、6歳息子が私に向かって「〇〇んちの子になりたい」と言ってきた。

なんてことはない。
息子はただ、もっと遊びたかっただけ。

その家の子になったらずっと遊べる、
そう思っただけ。

頭ではそうだとわかっているのに
私はその言葉にめちゃくちゃ傷ついていた。


数日前から、野口嘉則さんの「『これでいい』と心から思える生き方」という本を読んでいた。

野口嘉則「『これでいい』と心から思える生き方」
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それは自分という人間の土台づくりをテーマにした内容だが、親と子の関係について書かれたところにどきっとする引用があった。

「親の不機嫌な態度は、子供にとっては『拒否』と同じである」
(加藤諦三さんの著書からの引用)


日々の忙しさや疲れから、自我がメキメキ台頭中の息子に対してイライラしたり、不機嫌になってしまっていることを自覚していた私は「そうなのか!」と衝撃を受けた。

それでそれからゴキゲンであるように努めた。
自分自身のFeel Goodを探して、なるべく「いい気分」で過ごしていた。 


でも、きっとどこかでムリをしていたんだ。 

息子の「〇〇んちの子になりたい」という言葉に、見せかけのゴキゲンは、簡単に、一気に崩壊した。


「息子のために私はこんなに努力しているのに」

どこかで私はそんな風に思っていなかっただろうか。


自分自身とのパートナーシップが何より大事。
まずは「私」を大切に。
自分軸で生きよう。

そうなの。たくさん学んで、知っているつもりだ。


でも、これまで長く他人軸で生きてきたわけだから、その思い込みや思考は根強いわけで、無意識レベルではまだまだということだ。


それを息子が「よそのうちの子になりたい」という言葉を通じて、私に気づかせてくれた。 


見せかけのゴキゲンから、真のゴキゲンへ。
行きたいのだ。その世界に。

今こそ行くのだ。

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