事業貢献と優先順位
こんにちは、ファインディでデザインマネージャーをしていますムカイ( @osk_kamui )です。
この記事はファインディデザインチーム Advent Calendar 2024の9日目の記事です。
今年のテーマは「事業貢献に関して気づいたこと」ということで書いていこうと思います。
優先順位を言えますか?
みなさん「今重要と思っているものを上から3つ挙げてください」と言われたらすぐに答えられますか?
もしすぐに答えられない場合は、成長チャンスです。
是非優先順位を決めてみてください。
そう言われても優先順位の決め方なんてわからないよ〜!という方のためにいくつかフレームワークをご紹介します。
優先順位を決めるフレームワーク
優先順位を決めるフレームワークは実はいろいろあります。
1. Eisenhower Matrix (アイゼンハワーマトリクス)
緊急度と重要度を基に四象限の中にタスクを配置して整理するフレームワークです。一番使われるフレームワークかもしれません。
2. MoSCoW法
モスカウ。Must(絶対必要)かShould Have(あればよい)か…とプロジェクトの要件やタスクの優先度を決めるフレームワークです。
3. RICEスコアリング
リーチやインパクトなどを元にプロダクトやプロジェクトの数字を出し、優先順位を定量的に決定します。プロジェクトマネジメントやプロダクトマネジメントではよく使われています。
4. 狩野モデル
顧客の満足度に基づいて機能や特徴を分類、どの機能や要素が顧客にどれだけの影響を与えるかを評価します。そもそも顧客の満足とは何かといった話もあるため使い方はやや難しいですが、使いこなせると良いフレームワークです。
5. 価値対努力マトリクス
各タスクを「価値」と「努力」の軸で評価し、優先順位を決めます。いわゆるコストリターンで決めるものですね。
フレームワークより重要な事業の優先順位
さて、フレームワークを知ったら「すぐに優先順位決めだ!」となってはいけません、時期尚早です。
事業貢献する上での優先順位で一番大事なのは、事業の優先順位です。
改めてお伺いします、みなさん「今事業が重要と思っているものを上から3つ挙げてください」と言われたらすぐに答えられますか?
ここに答えられる方はあまりいないのではないでしょうか。わからない方は是非事業部の方に聞いてみてください。
事業貢献と優先順位
さてタイトルの通り、事業貢献するための優先順位はつまるところ「事業部の優先順位」と「デザイン組織の優先順位」の足並みが揃っていることだと考えています。
ただし、事業部の優先順位が高いものに対して、デザインが介在できないものもあるかもしれません。そういったものも加味しながら作っていく優先順位はとても味がありますね。
そして、もちろんデザイン組織として挑戦していきたいこともたくさんあるでしょう。ただその挑戦の最後はどこに向かいますか?私は事業貢献に紐づくべきと思っています。
優先順位は簡単なようで難しい。是非みなさんも事業貢献に向けた優先順位づくりに日々トライしていってください。
もし本稿を読んで興味を持たれた方はお気軽にDMまたはカジュアル面談でお話ししましょう。