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うつ明け派遣社員、島耕作の世界で分かったこと

みなさんお元気ですか、私はバタバタしています。
でも少し、落ち着いてきました。

📝簡単な紹介
正社員フルタイム→適応障害→休職退職→うつ→派遣社員
4歳娘と無職ホヤホヤ夫と共に住宅ローン有りの中古一軒家に住むアラサー女

はじめて派遣という形態で働き始め、正社員との線引きが曖昧な感覚でやっていたら「派遣の動きじゃないね」と思わぬ好評価をいただきつつ、裏を返せばもっと手を抜いて受け身でいいのかしらとも感じているこの頃です。

最近、広告でスマホアプリの漫画『課長 島耕作』が出ていたので、見始めました。
昔、営業部長が退職する先輩に「荒波に揉まれていくならやっぱりこれがおすすめ」と言って贈っていた漫画なのである。私はタイトルだけ知っていたけど、内容は知らなかった。

それで読み始めたけども、なんというハレンチな漫画なんだ…!家族持ちの私の感覚からは想像できない倫理観で最初は嫌悪感を感じつつ、島耕作が業務遂行するなかで感じる葛藤は、令和の時代の先駆けだなあとも思われる描写もあり。
ザ・昭和な上層部の駆け引きは、いまなお大企業ならまだ残っているのだろうなあとも感じる。

私はこれまで、中小企業でしか勤務経験は無い。20名ほどの少数精鋭企業と、100人規模のベンチャー企業。
どちらも取締役や社長に直談判できる社風であり、そういう立ち位置に居た身としては、同僚や上司による嫌がらせだの妨害行為だのとは無縁だった。

でも大企業で支店もある大規模な職場では、いろんな思惑が渦巻き、根回しが必要な場面が多いのだなあというカルチャーショックを受けた。いまの派遣先が大企業であるから、まさに島耕作の勤務先企業と重なる部分が多いのです。

そろそろ島耕作が部長になる、というところで漫画はいったん読み進めるのをやめた。課金しすぎて自重することにしたのである(まんまとハマってしまった)。

課長時代の物語で、印象的な会話があった。
たしか…最近の若者は挑戦しない、便利なものを使って効率化を進めている、それは悪いことでは無いが、手間や挑戦をしない代わりに、弱くなってしまった、みたいな感じ。
この漫画がいつ描かれたものかは分からないけど、確かにそうだよなあとは思う。

私が適応障害になったのは、弱さというより
自分に対して厳しすぎたのだと思う。
かくあるべき、という自分ルールに縛られて、中途半端は気持ちが悪く、やり切りたいという性質。
この厳しさとは、心配や不安の裏返しだと思うんだ。
完全なもので武装しないと、突かれたときに崩れてしまう気がしていて。

これもあれもと普段からキリキリしていたのに、
子育てや実家の不幸や困難といったでかい砲弾を連続で受け、バラバラと武装が綻んでいったんだな。

だから、島耕作のナントカ部長が言っていた「挑戦しない者は弱い」という話は
武装ばかりしないで、とりあえず小刀だけでも飛び込んでみろってことかな、なんて。
負けたり、打ちのめされたりを繰り返して、競争社会を生き抜く心の柔軟性や思考力を培っていくのだろうなあ。

完全武装とは、完璧主義と同義だと思っている。
不完全な状態で、どう生き抜くかということが大事なんだなあ。


ところで。
毎晩服用していた抗うつ薬は、3の倍数の日は飲まない、ということになりました。
メンクリ通いも一年以上になり、そろそろ脱薬に向けてゆっくり進めていく方向へ。

飲まない日の翌日は、体の疲れやストレスが重なると一時的に不安定となる場合があるので、ゆっくり、ゆっくり寛解できるといいな。

あっ、遅れましたが、今年もよろしくお願いします。
今年もゆるゆるとガンバロウ🏋️‍♀️

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