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認知症と高齢化社会 瞬く間に病院から脱走 その1

認知症の家計でトラブル続出の父の家計は爺さんも病院嫌いだった。昔昔、ある日の事、、、  
うちの爺さんはなんかの病気で手術しなくてはならない病気だった為、入院しないといけないので手続きをしていたそうだ。まあ最低でも1週間は安静にって事だったので見守るこちら側としてもたまにはうるさいのが居なくなってゆっくりできる!と思い手術の無事を祈りながらものんびり買い物をして帰宅したら、、、なんと! 
入院しているハズの爺さんが家に居るではありませんか!!!!びっくり!!!!え?靴がない。 
しかも裸足だ。なぜ、、、??
どうやら裸足のまま急いで電車に飛び乗り病院を飛び出して帰ってきたそうだ。
えー?!?!裸足で電車に乗って帰ってきたのかぁ、、、その方が痛そうだけど、、、
まあ元気になったのかな?と解釈はしたけど本当に病院が嫌だったのは凄く伝わった。 
そんなエピソードを聞いていたので、父は大丈夫? 
、、、とちゃんと手術後安静にしてくれるのか不安だったが、、、 
予感的中!!!! 
やっぱり病院から脱走してしまった、、、 
脳に血が溜まってしまい倒れて手術して血を抜いて傷口を様子を見ながら抜糸したりしながら少しずつ胃腸なども整えていきながら治療をする脳腫瘍の手術だったのだが、手術後、薬は飲まないし、他の病人の部屋を徘徊したり、用もないのにナースコールをしまくったり、しまいには病院を脱走、、、 
とトラブルメーカーだった為、ついに治す気がないなら薬は出ません、との事だった。救急車で運ばれた時も顔を地面に打って、打撲が凄かったので包帯やガーゼが貼られていたのだが、まだ傷口が塞がっていないのにさっさと投げ捨てて取ってしまった。とにかくじっとする事ができないので病院の待ち時間は周りの人が大変。すぐに帰ろうとするし、何度も何度も立ち上がってコンビニに行こうとしたり、コーヒー飲みたい、タバコ吸いたい、、、と
とにかく落ち着かない。この日は病院に付き添いで姉と母の2人係で連れて行ったのでなんとかなったみたいだけど、もう病院に行きたくない!となったのは我々家族の方もだった。治す気があるなら協力してあげたいけれどもここまで露骨に治す気がないのも凄い。結局真面目に病院に行かなかった為、認知症発覚からわずか一年八か月であの世に旅立った。病院が好きだって人はあまり居ないだろうけれども、しっかり治すのと治さないのとでは寿命や人生に関わるので大切にしないとと学んだ。

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