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トーキョー



またもや久しぶりになってしまったnote。全然書いていなかったからか、タイピングがたどたどしすぎてこれではいかんと書き進めて思う次第。11月は前半に予定がありがちで後半はさほどないので創作意欲を高めていきたいところである。


さてさてつい最近東京旅行に行ってきたわけですが、飛行機から降り立ってからと言うものの人の多さと多種多様な建物が隙間なく埋められていてビックリした。隙間がなくなったからか縦にグイっと伸びていて、私は思わず「余白って知ってる?」と誰かに聞きたくなった。

そんな東京の街をぐるぐる歩いて行ったところはやっぱり本屋。私のマインドの変わらなさに笑ったのと東京へ来たとて、いつもと変わらぬ自分がいることに安心した。

紀伊國屋書店新宿本店にリニューアルしてから初めて行ってあまりの綺麗さに驚いたり(そして品ぞろえも良かった)、個人書店さんへお邪魔して選書に「あら素敵」と思ったり、神保町の街を浮浪者のように歩いては目を輝かせ、三省堂へ行ってここがあの「しおりを一旦挟みます」と言ったところかと感心したり。今住んでいる所と全く違う品ぞろえとセンスに舌を巻きながらも、それぞれの個性を楽しんだ。もちろん買い込んだ。賞味期限がないからと、ここにしかない一期一会があるからと自分に言い聞かせて(あまりの重さに帰り道は肩甲骨が痛かった)。
旦那にはもちろん呆れられた、テヘペロと誤魔化すしかない。もはや本を買いこまないと生きていけない病にかかっている節があるので(治らない)許してほしいところである。


東京の書店を楽しんだ後、友人からの幸せのおすそ分けに涙がウルウルしながらも、買い込んだ幸せと人の多さの疲れとがミックスしたところで飛行機に乗り、『ここで唐揚げ弁当を食べないでください』を読んだ。
いやあ、最高。冒頭の表題作からして最高なのは間違いない。間違いないけど、そこからが真骨頂で節の最後に時々出てくる短歌にクスッと笑えてしまい、飛行機の中で笑いをこらえるのに必死だった。もう小原さんの濃すぎるエッセイの後の短歌はずるい。その言葉選びで来る!?と驚きながらも、確かにこのエッセイの全てがこの短歌に詰まっているなと思うところもあって素敵。あっという間に読み終えてしまって、小原さんの作品がもっと見たいと思いながらもどかしい気持ちでいる。


充分に楽しんだ後に帰ってきた家の安心感は尋常ではなくて今日はいつになくポヤポヤしている(頭が痛い?のもあるけど)。
明日は茄子のおひたしさんとのコラボスペースなのでしっかりしなければ。同じ関西人同士盛り上がれたらいいなあと思いつつ、きっと私は茄子のおひたしさんの声が大好きなので、癒されながらニマニマしていること間違いなし。普段お話しすることのない人たちと繋がるって不思議で素敵。どんなお話ができるだろう?ちゃんと話せるかな?なんてワクワクとちょっぴりの不安がありながらも、明日が来るのが楽しみ。

ではまたいつか。




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